昨夜久しぶりにＴＢＳの「オールスター感謝祭」を見ました。この番組、19年前に始まった頃はクイズ好きの僕としては大好きな番組のひとつで、５時間にわたって様々なクイズができて面白いなぁと思っていたのですが、島田紳助の番組特有の変な方向へのねじ曲がりが、この番組にも影響していて、かつてのクイズ番組から、今や芸能人のゲーム大会になりつつあります。「ヘキサゴン」と全く同じ変化の仕方です。

　それに嫌気がさしたのもあって、この２年くらいはあまりまともに見ていなかったのですが、昨晩はたまたま他にやることもなく、のんびりと付き合って見ていました。「赤坂ミニマラソン」や「ぬるぬる大相撲」などの人気企画に加えて、セット費を1500万円もかけたという「超10m走」なんてのも登場し、ますますゲーム化が進んでいました。

　肝心のクイズの方は本当におざなりで、ゲームの企画がどんどん新しいことをやっているのに、クイズは十年一日。新しさも面白さもなく、ゲームに食われてクイズそのものも少なく（昔は14〜18ピリオドまであったのに、昨晩はわずか7ピリオド*wiki先生による）、クイズ好きにとってはもはやクイズ番組とは言えないレベルになってきた感じがしました。19年経ってさすがに番組としての耐用期限が切れていると思います。

　ただ今やどん底に喘ぐＴＢＳですから、少しでも人気のある番組はなかなか見限ることができないのでしょう。これがテレビ東京なら開き直ってこのまま続けていくことができるでしょうし、フジテレビならとっくに違う番組にしていると思います。中途半端なテコ入れで延命を図るのがまたＴＢＳらしいと言えばＴＢＳらしいところ。こんなことばっかりやっているから、赤字になって横浜ベイスターズを身売りする羽目になるのです。

　ところで昨晩の発見。その１、ノンスタイルの石田が意外と足が早いこと。単に痩せているだけではなかった。その２、やっぱり仲間由紀恵は演技が下手。辛いカレーを食べる演技が雛形より下手だとは思わなかった。その３、内藤大助がクイズ成績で200人中6位の好成績。判断に悩む。実は頭が良いのか、勘が良いのか、それともカンニングが巧かったのか。

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