幹事クリタのコーカイ日誌2010

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9月6日 ● ドラとグラのW優勝へ。

 なんと中日が巨人を3タテしました。あの強力な巨人打線を封じ込め、和田・森野を中心にした打線がコツコツと点を取って競り勝つという中日らしい見事な連勝。いくらナゴヤドームで強いとは言え、ここまで強いとは驚きました。

 浅尾の21連続HPという日本記録も生まれましたが、何と言ってもハイライトは第2戦の山本昌の完封勝利。落合監督に「18才のルーキーみたいなピッチングしやがって」と言われて力みが取れ冷静なベテランらしい投球を取り戻したそうですが、45才での史上最年長完封記録はお見事というほかありません。もはやマンガみたいな記録ですが、山本昌なら来年もまた完封をやってのけるかも知れません。

 これで中日は首位阪神とわずか0.5ゲーム差で甲子園での3連戦に臨むことになります。阪神も相変わらず打線が好調ですが、投手陣は不安定。ここで中日が勝ち越せば待望の首位。一時期は巨人・阪神に大きく引き離されていたのに、自慢の投手力を武器によくぞここまで上がってきました。今年は本当に「内弁慶」だけに、CSを地元で開催できればかなり有利。そのためにも首位を奪っておきたいところです。

 さて、ドラゴンズと言えばグランパス。今は天皇杯でJリーグは小休止ですが、現在名古屋グランパスは快調に首位を走っています。混戦だった夏を乗り越えて今や2位に勝ち点差5と完全に頭一つ抜け出しました。これまでのグランパスの悪い癖は上位に勝ちながら下位に取りこぼすことだったのですが、今年はその悪癖も出さないで確実に勝ち点を積み上げてきました。

 レギュラーだけではなくサブの選手も含めて充実している層の厚さがグランパスの強み。故障者や出場停止の選手が出ても同じレベルで戦えます。Jリーグ創立から一度も降格したことがないけれど優勝したこともないという「万年中位」から今年こそ脱皮できそうな気がします。

 野球とサッカーの両方で同年に優勝するW優勝の大チャンス。ともに攻撃よりも守備に優れ、点をやらないチームカラー。落合とストイコビッチという名選手にして名監督という個性的なトップが指揮を執り、生え抜きと移籍組のバランスが取れているところも似ています。まずは先に中日が優勝を決めて、ゆっくりグランパスの初優勝を待つことになれば良いのですが。



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