幹事クリタのコーカイ日誌2010

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8月13日 ● 理屈っぽいスポーツマン。

 テニスを長年やっているとバリバリの体育会系人間によく出会います。僕は高校時代は柔道部にいて、今でもテニスサークルを主宰しているくせに、体育会系の封建的な上下関係や集団主義、非合理性が苦手で、どうも体育会系の人とは相性が悪いところがあります。僕は決して嫌いじゃないのですが、向こうが僕の「筋肉使うよりも頭を使え」という理屈っぽいところが合わないと思うのかも知れません。

 体育会系の対義語は何かと言えば芸術系だと思います。芸術には音楽、美術、文学などが含まれますが、個人志向で協調性に乏しく、妙に屁理屈をこねてワガママで社会性がない芸術系は、それはそれで幹事としては面倒くさいものです。テニスサークルにはあまりいませんが、ネット界隈には数多く存在しています。体育会系がネットに対して親和性が低いのに対し、芸術系はネットと馴染みやすいのでしょう。

 この体育会系と芸術系という縦軸に加えて、よく言われる文系と理系の横軸をもってきて4つの象限に区切ることができます。僕は体育系と芸術系の中間で文系よりに属します。テニスサークルには文系も理系もいますが、体育会系と馴染みが良いのは理系という感じがします。明快でスカッと割り切れるものが好き、裏表があって曖昧なものが嫌いという共通項があるからでしょうか。

 と言うことで、芸術系と文系も重なり合う部分が多いのですが、ただ文系と言っても文学→法学→経済学と徐々に理系に近づいていくので一概には言えません。僕のように文学部出身で芸術が好きなのに、スポーツするのも大好きというタイプはむしろ希少で、多くはアウトドアよりもインドア志向、体を使うのは苦手という人が割合としては多いと思います。

 そうやって考えると、僕が昔から運動部にいてもどこか馴染めず、かと言って文学青年や映画オタクともどこか相容れない溝を感じていたのも理解できます。どっちつかずのコウモリのような存在だったのでしょう。理屈っぽいスポーツマンというのが、自分もそうなだけに一番話が合うので好きなのですが、あまりいないんですよね。



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