幹事クリタのコーカイ日誌2010

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7月25日 ● ヘキサゴンよりレッドシアターでしょ。

 フジテレビ恒例の「26時間テレビ」を現在放送中です。日本テレビの24時間テレビのパクリで始まった企画ですが、日テレがチャリティをテーマにしていることで、どんどん感動の押し売りになり飽きられてきているのに対し、ただただおふざけに徹しているフジテレビの方が視聴者受けは良いと思います。まあ人気バラエティも豊富にあるフジテレビだけに、おふざけも堂に入っているというべきでしょう。

 ただ去年も今年もヘキサゴンファミリーが中心で回しているのはどうでしょう?去年はまだ新鮮さがありましたが、今年はもう全然ダメ。もちろんまだ放送途中ですし、僕も26時間を全部見ているわけではないので、それで文句を言うのもなんですが、それでもちょっとずつ見ているだけでダメさがわかります。

 ダメの大きな原因のひとつは島田紳助にあります。数年前までの紳助と違い、最近の彼はもうただのつまらない暴君です。しかもわがままで切れやすい暴君だけに、生放送で見ていると安心感がありません。しかも面白くないだけではなく、安っぽい感動を押し売りするので、日テレと差別化がはかれません。そして紳助をうまく制御できる人間がいないのですから手に負えません。本来ならコント赤信号の渡辺、ラサール石井あたりが重鎮として紳助の手綱をとるべきなのですが、彼らも紳助に逆らっては芸能界を渡りにくいと思っているのでしょう。

 またヘキサゴンファミリー自体も手垢がついてしまって見ていて新鮮さがありません。もともと売れない、もしくは落ち目の二流バラエティタレントを紳助が転がして何とか笑いのクオリティを維持していただけなのに、紳助が暴走すると二流タレントたちの地が出てしまい救いようがなくなります。

 さらに日テレの24時間テレビの物真似のような今年の200km駅伝リレー。企画として安易な上に目新しくも面白くもありません。今にも「サライ」を歌い出しそうです。なぜもっとオリジナリティを出さないのか?フジテレビのスタッフは思考停止しているとしか思えません。

 フジテレビのバラエティが高視聴率を勝ち取ってきたのは、革新的、挑戦的だったから。定番の大物を起用し他局の焼き直しをしているようでは視聴者にすぐ見抜かれてしまいます。今のフジテレビが起用するなら勢いが一番あって平均年齢が若い「レッドシアター」のメンバーでしょう。内村光良にはんにゃ、しずる、ジャルジャル、ロッチ、柳原可奈子、狩野英孝ら若手お笑い芸人たちを使えば、まだ力量不足ながらも見たことがない彼らの引き出しが空いたのではないかと思います。ま、今年の紳助とヘキサゴンファミリーの様子を見ていると、来年はそうなっているかも知れません。



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