幹事クリタのコーカイ日誌2010

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7月23日 ● 猛暑の町と富士登山。

 猛暑が日本列島を襲っています。名古屋のベッドタウン多治見は昨日も39.4度と今年も最高気温の町として頑張っているようですし、名古屋も38.0度と十分猛暑です。名古屋の気象台は緑豊かな本山の丘の上にありますから、あのあたりで38度なら、会社のある栄近辺は40度オーバーは間違いなしです。一度冷房の効いたビルの中に入ったら、とても外に出る気になれません。

 そんな猛暑の中、会社の恒例行事である富士登山が行われました。もう80年以上続く伝統行事で、新入社員は全員参加が必須なので、在籍している全社員が過去に経験済み(と言っても、悪天候で中止になったこともあるので、五合目止まりの人も多いのですが)の行事です。

 しかも単に登るだけではなく、冨士登山「競争」なので順位もつけられます。運動会の徒競走でも順位をつけない学校がある時代に、とっても時代錯誤なんですが、各局各部の名誉がかかっているということで、脚に自信のある新入社員は先輩から「負けたら帰ってくるな」と言われながら登ります。

 もっとも僕はそんなプレッシャーとは無縁の部署なので、新入社員の時はかなりのんびり登りました。順位は覚えていませんが、その日のうちに(夜9時くらいで登山終了)山頂に着いたラストだったことは覚えています。100位くらいだったのでしょうか?その日のうちに着かないと、翌朝未明に起きて山頂でのご来光を目指さなければならないので、僕としては一番合理的な選択をしたつもりでした。

 ただ誤算だったのは、山頂の山小屋が狭くてすし詰めで、とても寝れたものではないということ。あんなことなら、早々に下の空いている山小屋にとどまってのんびり休んだ方が良かったです。山頂は空気も薄く高山病になって頭痛も酷かったし、早く下山したくて仕方ありませんでした。砂走りを転びそうになりながら下りてきた時の爽快感。富士山はやはり登る山ではなく眺める山だなぁとつくづく思い知りました。

 そんな富士登山が今年はツイッターで実況されながら行われていました。新入社員諸君がどんどんツイッターに途中経過を呟くし、ハッシュタグまでできていました。もちろん会社で仕事している先輩社員もツイートしているし、社全体で富士登山で盛り上がっている感じで、変われば変わるもんだと驚いてしまいます。27年前のツイッターどころからパソコンもケータイも知らない自分に教えてやりたいですよ。

 猛暑の町に比べて富士山はさぞかし涼しいことでしょう。下りてきたらまた暑い都会での日常が始まります。いっときの別世界を、やはり一度は経験しておいた方が良いでしょうね。



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