幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
7月17日 ● 年齢を隠す女性の心理。

 ツイッターで「女性はなぜ年齢を隠したがるのか」という話題になりました。と言うか、一方的に僕がそういうツイートをして、それにフォロワーの女性たちから反応があったというだけなんですけど。

 そういうことを考えるきっかけになる出来事が最近2つばかりありました。ひとつは長年の女友達がある賞を受けて新聞に写真入りで紹介されたのですが、その時に「46歳」という年齢を出されてしまって憤慨していたからです。本人は出したくない、と新聞社に言ったそうですが、新聞社は「年齢が大事なんだ」と譲らなかったそうです。

 まあ僕もその記事を読みましたが、それほど年齢は必須という内容ではありませんでした。もちろん情報としてはあった方が記事に深みは出ると言うのもわかりますけど、本人が嫌がっているのに無理に出さなければならないほどの内容ではありません。

 彼女は見た目には一回りは年下に見られるほど若々しいので、新聞に実年齢が出たことで、かなり各方面から「そんな年だとは思わなかった」と言われてしまったようです。年相応に見えればこういう反応はないのでしょうが、日頃から年齢を隠し続けているから、いざ発表されてしまうと衝撃が大きいのです。

 もうひとつの出来事は昨日のお昼のこと。生命保険の勧誘にきた営業の女性が、僕が聞きもしないのに「わたし、今日誕生日なんです」と嬉しそうに言いました。新卒だと聞いていたので「23歳?」と聞いたら「はい!」と爽やかな返事。聞かれもしないのに自分から年齢を話題にすることができるのも、彼女がまだ23歳だから。その倍の年齢の女性は新聞に年をバラされてショックだったんだよ、とは言いませんでしたが、女性の年齢に対する微妙さは、男性の比ではないなぁとつくづく思いました。

 こういう出来事を経て、ツイッターで僕は「女性が年齢を隠したがる気持ちはわかるけど、自然にさらっと自分の年齢を言える女性の方が魅力的だと思う。特に40代以降。」と書いたのですが、それに対して「40代は開き直っているから、むしろ年齢を言いたくないのは20代後半から30代では」とか、「おばさんと思われたくない乙女心では?」という返事ももらいました。確かにそう言う女心はあるんでしょう。ただ、僕は「おばさん」かどうかは年齢よりも雰囲気の問題だと思いますし、もっと言えば「おばさん」には「おばさん」なりの人間的魅力というものがあります。実年齢だけにこだわる必要はないと思うのです。

 ツイッターにも書きましたが、女性が年齢を隠すのは、男性が薄毛を隠すのと同じ心理かも。本人が気にするほど周りは気にしていないし、隠せば隠すほど逆に周りからしたらむしろ「イタイ」感じがしてしまいます。サラッとカミングアウトした方が楽になれるのになぁと思います。

 もっとも世の中には女性を年齢だけで判断するダメな男がたくさんいます。いくら魅力的な40歳でも、「40代」というだけでおばさん扱いするような男に何度も出会えば、年齢を隠したくなる気持ちもわかります。年齢だけで女性を仕分けする男もいれば、収入だけで男性を差別する女もいます。そんなわかりやすい数字だけで相手を判断するような洞察力のない奴は無視しちゃえば良いんですけど、実際はそんな簡単な話ではないでしょうし、年齢と女性の自意識の問題は根深いものがありそうです。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」