去年の７月から始めたサックスもとうとう丸１１ヶ月を過ぎました。今月を終えれば１年ということになります。学生の部活なら１１ヶ月も練習すれば相当に上達することでしょうが、こちらはアラフィフの手習い。週に２〜３回、１回３０分の練習では上達も相当にのんびりモードです。

　一時期は本当にちっとも上達しなくてちょっと挫けかけたこともありましたが、高い楽器を買ってしまったことと、レッスンが否が応でも週に１回やってくるので、何とか逃げ出さずに続けることができました、って、まだ１１ヶ月で何を成し遂げたわけでもないのに偉そうに言うことでもないんですけど。

　まあひとつの山は今年初めに替えたマウスピースで、それまではいい加減に吹いても音が出るヤマハの初心者用だったから誤魔化せていたものを、ちゃんとしたマウスピースに替えたことで、改めて基本から見直さなくてはならなくなったのが大変でした。未だにその基本がちゃんとできるようになったわけではないのですが、ようやく最近になって少しマシになってきたか、というところです。

　で、今月末にはサックス歴１年の集大成として初コンサートがあります。スクール生のための発表会ですが、会場がやたらと立派なホールなので、１曲吹くだけですがプレッシャーは相当なものです。できたらもっと小さな会場でこっそりとやりたいんですけどね。フルートを吹いていた娘など「その腕前でよく人前で吹く気になるね」と手厳しいことを言ってくれます。まあ自分でも同感ですけど。

　昨日は本番にピアノ伴奏をしてくれる先生と初めて一緒に演奏をしました。もう合奏なんて中学校の音楽の授業以来ですから緊張しまくりです。でもピアノの先生はもちろんスクール生の伴奏は慣れているので、上手にこちらに合わせて弾いてくれます。吹いてみたら一人で練習している時よりも百倍気持ち良く吹けました。アカペラで歌うよりもカラオケがついている方が良いし、さらにハーモニーまでつけてくれると気持ちよく歌えるのと同じです。「音を楽しむ」音楽をやっている気分になれました。

　何となく「これならいけるんじゃね？」的な気分になったので、残すところ３週間、できる限り猛練習しようと思っています。娘が「見に来て欲しいなら見に行ってあげるけど」と言うので、またまたプレッシャーかかっているんで。

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