幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月7日 ● 季節はテニスからサッカーへ。

 全仏オープンテニスが終わりました。女子シングルスは伏兵同士の決勝戦になり、イタリアのスキアボーネがオーストラリアのストーサーを破って優勝しました。イタリア人女子の優勝は初めて。スキアボーネは29才で初優勝ですが、これも史上2位の年長初優勝記録でした。試合前は豪打のストーサーがランキングも上だし過去の対戦成績も優っているので有利だろうと思っていたのですが、スキアボーネの業師ぶりが随所に光りました。ストーサーはエナン、セレナ、ヤンコビッチと強敵を撃破し続けた疲れがどこかに残っていたのではないかと思います。

 昨夜の男子シングルスは復活をかけるナダルと、昨年ナダルを破って準優勝を果たしたソダーリングの対戦。ナダルは昨年の全仏まで絶好調で「ナダル時代」到来と思われていたのに、ソダーリングに負けてから完全に運気に見放されて苦しい1年を送ってきました。対するソダーリングは昨年決勝で負けたフェデラーを破って2年連続の決勝進出。パワーテニスの代表格であるソダーリングが再びナダルを圧倒できるかが焦点でした。

 しかし、試合は完全にナダルのものでした。ソダーリングが打ちまくる豪打を全て拾い返すナダルのディフェンス力の高さは驚嘆すべきものがありました。普通ならエースのショットを何本も打ち込むソダーリング。それをどんなに苦しい態勢からでも甘くならない返球をし続けるナダル。最後はソダーリングがミスをするか、ナダルが甘いボールを決めるかで、結局ナダルのペースで試合が進んでいきます。フェデラー以上の攻撃力を誇るソダーリングもブレイクひとつできません。ストレートでナダルが優勝、そしてランキング1位の座をフェデラーから奪還しました。試合終了後に男泣きするナダル。この1年がどれだけ苦しいものだったのかが窺い知れます。

 熱いテニスの2週間が終わって、次はいよいよサッカーの季節です。4年前もそうでしたが、全仏とウィンブルドンの間にW杯が挟まるので、ずっと寝不足が続きます。残念ながら日本代表にあまり良い材料はなく期待薄ではありますが、それでも出ていると出ていないのとでは大違い。かつて本当にアジアでも勝てなかった頃を思えば、応援するチームがあるだけでもマシです。3試合全て夜の放送なのでじっくり見ることができるのが楽しみです。

 個人的にはやはり地元グランパスの選手たち、楢崎、闘莉王、玉田に、かつてグランパスに在籍した本田にも期待したいところ。まあ誰が活躍しても良いから、とりあえず1勝挙げてくれないでしょうかね。いくら出ているだけでも嬉しいと言っても、やはり勝利を見たいですから。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」