幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
5月27日 ● 「続ける力」だけはあるのかも。

 会社の後輩M崎くんに「クリタさんは続ける力がスゴイですね」と誉められました。いや、僕は誉められたと思ったんだけど、単に「しつこい」とか思われただけかな?まあ彼のことだからきっと誉めてくれたんだろうと思いますが、確かに言われてみれば僕は何でも長続きする方です。昔は自分は飽きっぽい性格だと思っていた時期もありましたが、50年近く生きてきて最近はやっぱり粘る方かなと思います。

 会社に27年も勤めています。これだけでも自分では立派。その上、新入社員からずっと同じコピーライターという職種。新入社員時代から27年間担当しているクライアントもあります。クライアントの誰よりも僕が一番古くて昔のことを良く知っています。よく飽きもせずに続けているなと自分でも思います。

 テニスサークルも立ち上げて24年。ずっと幹事で、基本的にはやっていることは同じ。これも相当粘り強いです。サークル以外の幹事も長いです。中学の同窓会の幹事は20才から29年、高校の同窓会の幹事も38才から11年ずっと続けています。サックスは習い始めてもう11ヶ月になりますが、一度たりともレッスンを欠席したことはありませんし、レッスン以外の自主練もきちんとやっています。友人や女性との付き合いも長いです。年賀状を交換している一番古い友達は小学校3年の時から40年。未だに欠かさず毎年やり取りをしています。そんな友人がたくさんいます。女性と付き合っても、いや、これは多くは語らないでおきましょう。

 そもそもこの「コーカイ日誌」だって14年間、ほぼ毎日更新を続けています。飽き飽きしているところはもちろんありますが、でもやめようとは思いません。これはテニスサークルも同じだし、コピーライターという仕事も同じ。ずっと続けてきてマンネリだけど、でもやめたいとは思わない。同じことを繰り返しながら、小さな発見や変化を見つけて喜ぶのが好きなのです。裏を返せばドラスティックな変化は好みません。冒険好きではないし、波瀾万丈の人生は小説や映画の中だけで十分です。

 続けられる要因のひとつは「好きなこと」だから。僕はあれこれ手を出すタイプではなく、じっくりと見極めてこれなら続けられると思うことを始めます。そして「貧乏性」だから、一度始めたら簡単にやめてはもったいないと思いますし、長くなればなるほどそれまでかけた時間とお金がもったいなくてやめられないという性分でもあります。せっかく自分が築いたものをパッと捨てられないのです。つくづく冒険できないタイプだと思います。

 そして、続ける力の源泉は「上達」と「交流」。テニスやサックスのように上達が感じられるもの、もしくはまだ上達できると思えるものは飽きずに続けられます。「まだまだ」と思えるうちは面白いし楽しいのです。そして、人との交流があること。コピーライターという仕事もそうですし、テニスサークルもそう、このコーカイ日誌もそうですが、交流していることと、その相手が少しずつ変わっていることが続ける力を与えてくれます。新しい相手が常に新しいエネルギーを届けてくれるのです。

 僕の人生が残りどれだけあるのか、あと10年なのか、30年なのか、50年なのか、それはわかりませんが、人生の最後まで続けられることが少しでも多くあったら楽しいなぁと思っています。

 

twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」