幹事クリタのコーカイ日誌2010

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5月18日 ● 水戸黄門の新キャスト。

 1969年スタート以来40年以上、世界的にも類を見ない長寿ドラマ「水戸黄門」の6代目助さん(佐々木助三郎)に東幹久、格さん(渥美格之進)に的場浩司が決定したそうです。なかなか思い切ったキャスティングで随分と水戸黄門のイメージが変わりそうです。なにせ渋谷のチーマーとツッパリの2人です。不良の助さん格さん、もしくはもう少し成長してもトレンディドラマの2人による助さん格さんですから。

 僕にとって助さん格さんのイメージというと、やはり里見浩太朗、伊吹吾郎あたりのイメージが強いです。今や黄門役の里見ですが、かつては第3部〜第17部までの長きにわたって黄金時代の水戸黄門の助さんでした。相方の格さんはその間、横内正、大和田伸也、そして伊吹と変わり、それぞれに印象深いのですが、伊吹が第14部〜28部まで演じ続け、格さん役の最長不倒記録を樹立しています。

 最近はあまり大物俳優を起用してこなかった助さん格さんでしたが、ここで東と的場を起用するということは、積極的に若い(と言っても中年?)世代を開拓しようという意気込みの表れでしょう。25年近く風呂に入り続けてきた由美かおるが降板するのも同じ理由だと思います。

 もちろんこうなると次は黄門役自体も若返りを図ることが必要になってくるでしょう。里見浩太朗は若々しい黄門ですが、長年出続けているので新鮮さはありませんし、高齢者には受けが良くても中年以下には随分イメージ的には古い人と思われてしまいます。

 新しい黄門は誰が良いのか?里見が73才ですから一回りくらい下の団塊世代を起用して若返らせてみたいところ。1947年生まれなら西郷輝彦、寺尾聰、西田敏行、岸部一徳、1948年生まれならあおい輝彦、沢田研二、1949年生まれなら市村正親、伊武雅刀、武田鉄矢、風間杜夫といったところです。

 イメージ的には寺尾聰なんていかにも「ご老公」っぽいですし、西田敏行、武田鉄矢も大河ドラマなど歴史ドラマにも良く出ていて普通にオファーがありそう。市村だと異色のミュージカル水戸黄門です。ジュリーの黄門はビックリですが、もし実現したら話題性は抜群。視聴率は期待できると思います。伊武雅刀の黄門に東の助さん、的場の格さんというキャスティングは「黒黄門様御一行」って感じで、これもイメージがガラリと変わりそうです。

 かつて石坂浩二を起用して早期降板と裏目に出た経験があるので、なかなか冒険に出られないかも知れませんが、ここは思い切ってジュリーか伊武でいってみてはいかがでしょうか、TBS様。

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