幹事クリタのコーカイ日誌2010

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5月10日 ● 「女子力」アップのためのプロレッスン。

 「女子力」と言っても、最近よく女性誌などで使っている意味での「女子力」ではありません。あれは正直キモチ悪い用語です。そもそも30過ぎて何が「女子」かと。世の中の幼稚化を象徴する典型的な言葉だと思います。自分で自分を「女子」というような30女の「女子力」はその言葉のセンスだけでマイナスでしょう。

 で、こちらは至極真っ当な意味での「女子」で、テニスにおける女子ダブルスの実力アップのためのレッスン会を昨日開催しました。もちろん教えてくれたのは我々のサークルの技術顧問である山本麻友美プロ。プロフィールページも作ったので良かったらご覧ください。

 山本麻友美プロ http://www.mirai.ne.jp/~ash/atc_yamamoto_0430/index.html

 参加者は7人と少人数だったので、2時間余りのレッスン時間をかなり丁寧に教えてもらうことができました。僕もずっと運営兼アシスタント兼カメラマン兼球拾いとして付き合って、いろいろと学ばせてもらいました。印象的だったのは、女子ダブルスは技術よりも戦略戦術で簡単に実力アップができるということ。技術を向上させるには多大な時間と努力が必要ですが、配球、予測、ポジショニングなどはちょっと頭を使えばすぐにできることです。ところが、それをしないでただ黙々と技術練習するだけのアマチュアプレーヤーが何と多いことか。

 こういう女性にアドバイスするとよく言われるのが「そんなこと考えていたら体が動かなくなる」。しかし、それは逃げ口上です。そもそも考えながらプレーするのがテニスなんですから。もし強くなりたい、勝ちたい、テニスを楽しみたいなら、考えながらテニスしなければダメです。逆に考えればこれら全てが実現できるんですから楽なものです。

 山本プロが伝えたかったのもそういうことだったと思います。細かいダブルスの動き方をかなりいろいろとアドバイスしてくれました。ポーチの出方、相手リターナーとの駆け引き、サービスの配球、ロブが抜けた時のポジショニング、ストレートラリーになった時の前衛の立ち位置、平行陣への展開の仕方。そういったひとつひとつの局面で何を意識して、どう動くかということを考えるか考えないかで、ダブルスの実力はかなり差がつきます。

 ボールのスピードが速く展開を考える前に力で押し切られてしまうことも多い男子ダブルスと違って、ゆっくり展開する女子ダブルスだからこそ、頭の使い方の差がより如実に出ます。こういうことは僕も好きなので知識としては知っていましたが、やはり単なるテニス愛好家の僕が言うのではなく、日本で12位まで登り詰めたプロ選手が言うからこそ、説得力もあるし素直に聞く気になれます。

 レッスン後の女子ダブルス練習会でみんなが教わったことを何とか身に付けようと頑張っているのを見て、本当にプロに教えてもらうということは効果があるなぁと感心しました。サークルの「女子力」は確実に上がったと思います。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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