今季のドラマで一番期待の『新参者』が始まりました。ほとんどのドラマは最近ずっと録画したままかなり遅れて見ているのですが、とりあえず新ドラマの第１回だけは見ておかないと次から見るかどうか決められませんから頑張って昨晩のうちに見ました。

　原作が東野圭吾の人気シリーズで、主演に阿部寛。脇に黒木メイサ、三浦友和、泉谷しげる、溝端淳平、向井理、木村祐一、原田美枝子と豪華。加えて毎回のゲストがまた豪華。これはもうヒット間違いなしという布陣です。

　第１回は事件の発端と謎が提示され、とりあえず怪しそうな人物として香川照之が登場。まあ見ている方としてはこれだけ最初から怪しさ全開なら犯人じゃないだろうなと目星がついてしまうのが残念ですが、ストーリーは謎解きから一転、香川が出入りしている煎餅屋の人情話に転換していったのが斬新でした。

　ここでムダに豪華な煎餅屋のキャスト（市原悦子、小林隆、杏）が生きてきます。こういう芝居になるとベテラン勢は上手いですね。これも途中で話の内容は読めるのですが、人情話ですから読めてもあまり問題はありません。キレイに話を収めて、本筋は少しも進まず第２話へとつながっていきました。

　全体の雰囲気としては同じ東野圭吾原作の『流星の絆』に近いところがありますが、これはプロデューサーが一緒だからでしょう。残念ながら脚本はクドカンではないので、ああいう笑いの要素は入っていませんが、三浦友和が相変わらず良い感じです。

　僕は敢えて原作を読まないようにして見ているので、この先どうなるかわかりませんが、楽しみなドラマであることは間違いありません。もちろん第２回以降も見るつもりです。

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