幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月26日 ● NPO法人を立ち上げてみようかと。

 我々のテニスサークルというのはすでに25年の歴史がありますが、あくまでも任意団体です。なんら公的なものではなく、まったく私的な集まりで、そういう意味では大した責任もなく極めてお気楽なもの。会計報告もしていませんし、役員もいませんし、総会もありません。基本的に創業者(?)である僕の「独裁政権」が25年間続いているわけで、自分の好き勝手にやって、それで良いよ、面白いよっていう人が一緒に遊んでくれるという形態です。

 ただ25年もやっていると途中でいろいろ飽きがくることもまた事実で、それでも続けてこられたのはこの間にいろいろ活動内容に変化があったからです。最初の数年は仕事仲間の息抜きの遊びでした。次の数年は口コミで外部に広げて異業種交流サークルに変化しました。そして創設から10年過ぎたところでサークルのサイトを作って一気に拡張路線へ。

 それまでサークル内でテニスをして楽しんでいただけだったのを、外部のサークルと交流をするようになりテニスコミュニティを広げていきました。さらに2000年頃からは「勝つ」ことを意識して積極的に大会に参加し、レベルアップにも努めました。「遊び」から「真剣」へ、「内向き」から「外向き」へと変遷を続けてきた25年でした。またそうしてこなければどこかで自壊してしまっただろうとも思います。

 で、四半世紀が過ぎて、最近また変化を考えています。次は「take」から「give」、もしくは「自己満足」から「社会貢献」というべきかも知れません。つまり、これまでテニスをすることで多くのものを得てきたので、そろそろそれを恩返しすべき時期・年齢になってきたのではないかということです。

 自分たちだけがテニスを楽しむのではなく、もっと地域のコミュニティづくりや、人づくり、健康増進など、テニスによって得られる様々なことを広げていくような活動をしていくことができないか。それはレッスン会だったり、交流会だったり、大会の開催だったりというイベントを企画することが主体になるとは思いますが、さらには環境や教育への貢献へと広げることも考えられるでしょう。

 もっと言えばテニスにとどまらずスポーツ全般をカバーして活動範囲を広げていっても良いかも知れません。もちろん、そういうことをするには人、モノ、金、時間が必要であり、個人の力でできることはたかが知れています。アイデアは出ても考えれば考えるほど実施が大変なのですが、まずは小さくてもできることから始めていくのが良いかと思っています。

 最初に「任意団体」である、と書いたのは、じゃあこういう活動をするにはNPO法人になった方が良いかもと思ったからで、ここ数日いろいろとNPOについて調べたり話を聞いたりしています。メリットは法人格となって社会的な信用を得やすいこと。デメリットはとにかく面倒くさいし手間も金もかかること。いろいろ知れば知るほど、会社員が仕事の合間にやるのは大変と言うか無理と言うか、ひとりじゃとてもできないことがわかってきたので、まずは声を挙げて賛同者、協力者を募っていくことかなぁと思っています。いろいろな人に話せば、どこかで知恵が出てきたりするものですから。今日の話はその第一歩です。これからも随時わかったこと、進んだことがあったら書いていこうと思っています。



twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」