幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月22日 ● 黄砂に汚されて。

 工藤静香のヒット曲「黄砂に吹かれて」のせいか、何となく黄砂というと遊牧民やシルクロード的なロマンチックなイメージを思い浮かべがちですが、実際はもちろんそんな良いモノじゃないわけで、昨日の日本列島を襲った黄砂の量はハンパじゃありませんでした。

 我が家は14階にある角部屋で高い建物が周りにないので眺望だけは自慢なのですが、昨日は朝起きたら窓から見える風景が全然違いました。煙ったような靄ったようなどんよりと暗い空と、全く見通しがきかず近くの建物すら判然としない風景。視界は3kmもあったかどうか。まるですっぽりと何かに覆われてしまったような閉所感さえ感じました。

 一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、「そうか、黄砂か」と納得したら、今度はどれだけの量の黄砂が中国から飛んできたのかと空恐ろしくなりました。ニュースによれば北海道にまで黄砂が及んだそうですから、日本列島は完全に覆い尽くされたわけです。日本中にこれだけの量の砂をばらまくにはトラックでどれだけの砂が必要なのか、それを中国から運ぶにはどれだけのエネルギーがいるのか。

 黄砂のせいで洗濯物は干せないし、車は砂まみれになるし、窓ガラスも汚れるし、本当にロクなことはありませんでした。しかも昨日は爆弾低気圧のせいで強風が吹きまくり、ますます黄砂を舞い上がらせ飛散させていましたから、日本列島は二重苦でした。3連休の真ん中、しかもお彼岸の中日ということで出かけた人も多かったでしょうが、お墓参りなんてしていたら砂をかぶって大変だったことでしょう。

 時間がたつにつれて黄砂も吹き飛ばされたのか、天気も回復しいつもの眺望も戻ってきたのですが、これからも定期的にこの黄砂が襲来するとなると、考えただけでウンザリします。元凶である中国に対策を要求してもムダでしょうしね。これがもし逆の立場だったら、中国から日本は莫大な損害賠償金を取られるんじゃないかと思ってしまいます。それくらいの被害が出ていると思うんですけどね。



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