幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月18日 ● プロの打ち明け話。

 一昨日に山本プロから聞いたプロテニスの世界の裏話をちょっとだけツイッターで書きましたが、より幅広い読者のいる「コーカイ日誌」でさらに詳しく公開します。ただし、本当に書いたらヤバイこともあるみたいですから、若干はぼかしたり隠したりしますけど。

 まず興味があって聞いたのは、ウィリアムズ姉妹は男子プロにまじっても戦えるんじゃないか、ということ。何となく一般のテニス愛好家の間では、きっと100位くらいになっちゃうんじゃないかという認識だと思いますが、山本プロはハッキリと「勝てない」と断言されました。日本のトップクラスの男子プロの方が強いそうです。

 ヴィーナスなんて時には200km/hの男子顔負けのスピードサービスを放ちますが、やはりサービスの速度だけでスピードやパワーははかれないそうで、本来のテニスに必要なスピードやパワーは男女の差はいかんともしがたいそうです。そう言えば昔、福井烈(昔の日本のエース)さんに「ヴィーナスに勝てますか?」と聞いたら勝てる、と断言していました。山本プロも現役時代の福井さんなら勝てると言ってたところからすると、やはりプロの目からしたらかなり男女の力量差はあるようです。

 ただし、日本男子プロと言っても、一握りのトップクラス以外は本当にダメダメだそうで、かなり厳しく批判をしていました。国内の大会を回っているだけの日本のプロは、テニスに向き合う姿勢がまったくなってないそうで、酒を飲むタバコも吸う大会中に夜遊びをする寝不足のまま試合に現れる、もう真剣さが全然足りないとか。練習コートでも女子は取り合いなのに、男子は練習しないからコートが空きまくりだとか。「あれでは世界に通用しない」と。まあ結果が全てを物語っていますから、本当にその通りだと思います。

 タレント活動の話も聞きました。昨年引退した某女子選手がタレントに転身しようとしているらしく、特にキャラが立っているわけでもなければ、一般の知名度が高いわけでもない(一般人が知っている日本のテニス選手なんて伊達、杉山、錦織だけでしょう)のに難しいんじゃないかなと。松岡シューゾーはオフでもあの熱いテンションらしく、それはさぞかし周りの人間は面倒くさいことでしょうが、それくらいじゃないとバラエティであれだけ目立つことなんてできません。山本プロも美人なのでタレントになったら、と勧めておきましたが、本人は全く興味なさそうでした。

 シャラポワがまだ無名時代に日本の小さなトーナメントに出場していた時に、練習相手をお願いされたそうですが「オフだから」と断った山本プロ。まさかその直後から一気にブレイクするとは思ってなかったみたいですが、「シャラポワの誘いを蹴った」というのも逸話としてはおいしいので良かったかも。ちなみにシャラポワはいつも体重59kgと公式にアナウンスされていますが、あの体格でそれはあり得ないそうです。ま、それはプロじゃなくてもわかりますけど。

 ダブルスのペアと大喧嘩したのに、直後に試合に入ったらずっと笑顔でプレーしたそう。コーチたちも「やれやれ仲直りできたのか」と安心したのに、コートから一歩外に出た途端に別々の方向に歩き出したとか。クラブハウスは同じ場所なのに、あえて違うコースで戻ったそうです。仲が悪くても仕事の時だけは和気藹々のお笑い芸人のような話です。

 あれこれ面白い話はまだあったのですが、それはまた別の機会に。



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