幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月15日 ● 人生は「足し算」でもネットワークは「掛け算」。

 広告のデザインというのはよく「引き算」だと言われています。余計なものを削ぎ落としていくことが良いデザインをするコツ。広告はどうしてもあれこれ欲張って情報を盛り込んで、グチャグチャになって誰も見る気になれないデザインになりがりなので、それをどう引き算してポイントをはっきりさせたデザインにするか、なんですよね。

 で、デザインは引き算だとしても、人生は「足し算」じゃないかというツイートがツイッターにありました。確かに人生というのは一日一日の地道な積み重なりが人生になっていくわけで、まさに足し算の世界。どうやったところで時間は全ての人に平等なんだから、コツコツと毎日を足し算していくしかありません。

 ところが人と人を結びつけるネットワークは足し算と言うよりも「掛け算」だと思います。1人ずつ知り合いが増えていくから、こちらも足し算かと思いやすいのですが、そうじゃありません。1人と知り合えば、その人の持つネットワークとも繋がるわけですから、単純にプラス1じゃなく、何十、何百人と繋がったことになるのです。

 幅広い人脈を持つ「ネットワーク・ハブ」となる友人がいることは、それだけで自分もその人脈の一端として繋がっているわけですし、ハブ機能となれる人同士が知り合えば、そのネットワークは一気に広大なものになります。まさに「友達の友達はみな友達」なんです。

 自分の人脈を利用されるのはイヤ、なんて狭量なことを言っていては、それこそ有用な人脈なんて築けません。友達を友達に紹介することによって、また新たな友達が増えていくのです。世の中には、あまり知り合いが多いと付き合いが面倒くさいという人もいますが、そういう人こそ友達の多い友達と仲良くしておけば良いのです。掛け算するなら、大きな数を掛けないとね。



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