幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月9日 ● サックス歴8ヶ月。

 サックスを習い始めてから丸8ヵ月が経ちました。早々に飽きて放り出している、という最悪のシナリオにはなりませんでした。相変わらずコツコツと練習を続けています。ただ天賦の才が発揮されて、すでに思うがままに吹きこなしているという最高のシナリオにもなっていません。未だに安定しない変な音を出してモタモタしています。まだまだ他人様に聴いてもらうには程遠いレベルです。

 現状は、自分が予想していた上達曲線よりはちょっと下回っているかなぁ、という感じです。僕は小学校低学年の頃、音楽の時間のハーモニカはクラスでトップを争うほど上達が早かったので、もしかしたら楽器の天才だったりして、という甘い夢を見ていたのですが、そんな気配はかけらもありませんでした。冷静に振り返ってみれば、高校入学のお祝いに買ってもらったギターをFのコードが押さえられなくてあっさり諦めた癖に、楽器の才能があるわけないのです。

 ここのところずっと悩んでいるのは「ド#」です。サックスでは全開放で吹くので、ある意味一番簡単な音なのですが、この音がどうにもこうにも安定しません。去年の12月からもう3ヵ月ずっと同じ曲(「ムーン・リバー」)をやっていますが、指はいくら動くようになっても、音が安定しない以上、先生も先に進ませてはくれません。いつまで経っても不安定な「プワーン」って音を出していると、我ながら情けなくなります。

 救いは先日買った新しいマウスピース(メイヤー5MM)とリガチャー(ハリソンA2GP)。ダメな時は道具を替えてみるというのはテニスもゴルフも楽器演奏も同じ。新しいマウスピースでこれまで3回くらい吹いてみましたが、今度は以前よりも高音部がダメになりました。息の加減がわからないし、リードもどれが合うか迷っていて決まりません。ただうまくいくとこれまでにないキレイな音が出て自分でも少し震えます。

 もう少しリードを他のものにも替えて試してみるつもりですが、道具でやっぱり違ってくるんだなぁとわかってきただけでも8ヵ月の進歩があったのかも。もっと腕がついてくれば、もう少し道具の力を引き出せてやれるんでしょうがね。まあ一歩ずつです。

 

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