幹事クリタのコーカイ日誌2010

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3月8日 ● 雲の上のプロと一緒に。

 先日お会いして打ちあわせた山本麻友美プロのレッスンを昨日行いました(彼女のブログにも書いてあります)。もう数日前から僕はずっとこの日のために興奮気味で、あれこれ準備を整えてきました。レッスンを円滑に進めるためのメンバーの役割分担をし、球出し用のキャスターがついたボールキャリーや、2面進行のために普段使っているのではないボールをもう1籠借りました。さらに記録用デジカメも自分の古いやつじゃなく、娘の最新デジカメを借りてセルフタイマーの使い方もマスターし(その割に撮った画像の確認の仕方を覚えておらず、山本プロに操作してもらっちゃいましたが)、もちろんプロに渡すお礼用の封筒まで新しいものを用意しました。

 さらに昨日の朝は早起きしてテニス場に出かけ、使いやすいコートを確保(コート自体は予約してあるのですが、どのコートを割り振られるかは先着順なのです)。一度家に戻ってからまた30分前にコートに。メンバーと準備を整えて前の人たちが終わるのを待っていると、なんと30分遅れてやってくるはずの山本プロがいきなり登場。随分ときちんとした人のようです。そう言えばA型だとブログに書いてありましたから、僕と一緒で時間と約束はきちんと守るタイプなのでしょう。

 我々のサークルには、山本プロがジュニア時代に通っていたスクールでコーチをしていたメンバーがいます。彼が山本プロに約10数年振りに会って最初に言った言葉が「大きくなったな〜」でした。思わず爆笑です。27才の女性をつかまえてそれはないだろう、お前は親戚のオジサンか、と。でもまあ小学生以来の再会ではそう感じるのも無理からぬことかも。これで一気に場も和みました。

 当初の予定では我々のアップが終わってから山本プロ登場だったのですが、彼女も久しくラケットを握っていないということなので、一緒にアップをしました。それから記念写真を撮影してレッスン開始。サービス、ストローク、ボレーを順番にやって、みんなプロのアドバイスを貰います。僕も「なるほど」というアドバイスを貰ったので、早速試してみたら良い感じでした。最後に全員とダブルスゲームを軽く相手してもらって、予定を10分ほどオーバーして終了。こちらはもちろんですが、山本プロからも「楽しかった」と言ってもらえて「大成功!」という感じでした。

 それから僕は「幹事特権」(?)で、山本プロと2人でクラブハウス内のティールームでお茶をご一緒しながら話をしました。前回お会いした時にも感じたことですが、子どもの頃からずっとテニス一筋のスポーツウーマンですが、決して「頭まで筋肉」というタイプではなく、聡明で礼儀正しく明るい性格で気遣いもきちんとできる女性です。もちろんプロのテニスプレーヤーとして世界を回って戦ってきたわけですから、勝負師としての負けん気や芯の強さは感じますが、それを上手にオブラートに包めるのですから対応力、コミュニケーション能力の高さがうかがえます。

 話をいろいろさせてもらって、今後は我々のサークルの「特別メンバー」として、時々遊びに来ていただけるということになったので(もちろんお礼はきちんとさせてもらいますが)、もう僕としては想定外の大満足。本来なら「雲の上の人」であるトッププロに定期的にテニスをしてもらえるのですから。これがどれくらい特別なことかと言えば、例えば草野球をやっている人なら赤星が、サッカーなら名波が一緒のチームでプレーしてくれるようなものです。普通なら一生そんなチャンスはありません。

 自分たちがプロではなくても、それに近いレベル(大学体育会のトップクラスや実業団など)でプレーをしているのなら、そういう機会もあるでしょうが、我々はほとんどが社会人になってからテニスを始めた「健康」と「交流」と「娯楽」が目的の趣味のサークルです。そこにいきなり現役を引退して間もないトッププロが(いくらお礼をするからとは言え)一緒に参加してくれるのですから、これがどれほどの僥倖か、わかる人にはわかってもらえると思います。

 お陰で25年目に入ったサークル運営のモチベーションも一気に上がりました。長くやっていればそれなりに良いことはあるものです。



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