僕のテニスサークルに時々ゲストで参加するＪくん。学生時代からテニスしているので、技術的にはそこそこなんだけど、人が良いのかサークルで試合すると結構ボロ負けしたりして、そこがまあ可愛げがあると言えば可愛げがあるアラフォー男性です。最近はずっとサークルにご無沙汰で、Ｊくんを紹介してくれたメンバーのＭちゃんに聞いても「知らない。連絡取ってないし」とのこと。まあ僕からしたら友達というほどでもない関係なので、さほど気にしてはいませんでした。どっかで楽しくテニスしているんだろうなぁと。

　昨日、いつものスクールに行ったら見慣れない人がいます。コーチが「今日アシスタントコーチで入ってくれるＪコーチです」。は？なんと！あのＪくんではないですか。え？スクール生ではなくコーチなの？ええーっ！

　それはもうビックリです。サークルで僕らに負けてへこんでいるＪくんにコーチだと言われてもねぇ。もちろん、Ｊくんも僕を見てビックリしています。まあどちらがやりにくいかと言えば、そりゃＪくんの方でしょう。レッスン中も必要以上に緊張しているのが伝わってきます。「いつからここでコーチを？」と聞いたら、去年の８月から時々代行で入っているとのこと。ちょうど僕が去年の８月から１１月まで休会していたので、その間に入っていたようです。

　本業は別にあるので、時間のある時に呼ばれて入っているだけのようなのですが、一番上手くて人気があったコーチが去年１１月にやめたので、人材不足になっているのか？と思わず心配になってしまいました。なにせスクールというのはコーチ次第ですからねぇ。いくら施設が良くてもコーチが不人気だと途端にお客は離れていきますから。

　久しぶりに見たＪくんはサークルに来ていた時よりも上手くなっていたように感じました。それは本当に上手くなったのか、コーチということで気を抜かずに真剣にやっていたからか、僕が「コーチだから」と贔屓目に見ていたからかはわかりませんが。今度また彼がサークルに参加した時に真実がわかることでしょう。

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