最近うちの娘はすっかり「ゆず」にはまっています。もちろん果物の方ではなく、アーティストの方のゆず。２月１７日に名古屋で行われるコンサートのチケットが取れず惨敗したものの、それをきっかけにファンクラブに入るし、ＣＤのみならずＤＶＤもいろいろ買っていますし、ゆずに関する本も買い集めています。毎週火曜日の夜１０時に放送されている「ゆずのオールナイトニッポン」も熱心に聴いています。ヘッドホンをしてひとりで声を出して笑っている姿を家族から気味悪がられていますが、本人はもちろん平気です。

　また先日買ってやった安物の中古ギターを毎日飽きもせずにかき鳴らしています。もちろん、ゆずの歌を歌いながら。「好きこそものの上手なれ」という諺通り、本当にめきめきとギターの腕前が上達していて、こちらがビックリします。多分、ゆずのファンじゃなかったら、ギターもここまで熱心に弾いていなかったことでしょう。

　これまで娘はスピッツ、ポルノグラフィティ、レミオロメンなども好きでしたし、実はジャニーズ系（特にTOKIO）も嫌いではありませんでしたが、結局ゆずに落ち着いたのは親としては一緒に聴きやすくて助かります。と言うか、他のアーティストも僕は好きですから問題なかったのですが、ゆずというのは落とし所としては良い線です。

　こういうもののファンになる女の子の常として、当然のごとく勉強時間は減っていますし、小遣いもかなり投資しています。それを親として咎めるのも責務かも知れませんが、正直青春時代に好きなアーティストがいて、それにのめり込めるというのは楽しいし幸せなことです。大人になった時に振り返って、それがどれほど良い思い出になるかわかっているだけに、娘の好きなようにやらせておこうと思っています。

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