昨晩はサックスの先生のライブ。と言っても彼自身のライブではなく、別のジャズトリオのＣＤリリース記念ライブにゲストプレーヤーとして先生が参加しているのですが、とにかくサックスを習い始めてこれまで半年間、一度も先生が本気で吹いているところを聴いたことがなかったので、良い機会だと思って娘を連れていそいそとライブハウスに出かけました。

　ライブが始まる１時間前に入ったのに、席は予約で満席。いや、僕も予約はしてあったんだけど、と思ったら、前日までにちゃんとお金を払ったお客さんが優先だそうで、名前だけ予約して当日払いの人間は補助席しかないと言うこと。そんなこと最初に言ってくれれば金くらい払ったのに。食事もするつもりで早めに来たのに困ったなぁと逡巡していたら、店の人は一番隅っこのテーブルに何とか席を作ってくれました。

　娘と食事をしながらライブが始まるのを待っていると、本当にどんどん人が入ってきて、瞬く間に満席になってしまいました。無名のジャズトリオのライブなんてガラガラだろうと舐めてました。僕らに挨拶した先生は他の客にもたくさん挨拶していたので、彼の動員力も舐めていました。

　ライブが始まると先生はいきなり中央で吹きまくりです。テナー、ソプラノ、クラリネットを曲に合わせてどんどん吹いていきます。これがまた迫力があって上手い。なんだ、普段はモタモタしたレッスンをしている癖に、ちゃんとカッコ良く吹けるんじゃん、と見直しました。まあレッスン歴は２年らしいので、教えるのは慣れていないのも仕方ないですが。

　１時間余りの短いライブでしたが、十分に堪能。ゲストプレーヤーの癖に主役を差し置いて吹きまくっていた先生に一言「目立ちすぎ」と言って帰ってきました。

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