幹事クリタのコーカイ日誌2010

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1月21日 ● 全豪オープンの注目点。

 全豪オープンが始まっています。すでに男子シングルス、女子シングルスともボトムハーフの2回戦まで終了していて、順当に強豪が勝ち上がっています。残念ながら日本のクルム伊達公子と森田あゆみは1回戦で姿を消してしまいましたが、大会自体は今年を占う最初のグランドスラムとして盛り上がっています。

 男子はフェデラー、ナダルの2強がやはり軸ではありますが、以前ほどこの2人の強さが際立っているわけではありません。ジョコビッチ、デルポトロ、マレー、ダビデンコらの上位シード選手にも十分に優勝の可能性は感じます。マレーが第5シードになったことで、ナダルと準々決勝で対戦します。ナダルにとってはこれに勝っても次にデルポトロとロディックの勝者ということで厳しいドローになりました。

 一方フェデラーはここのところ2連敗を喫しているダビデンコと準々決勝で当たります。これに勝てばジョコビッチ。以前のフェデラーならダビデンコはそれほど苦にしない相手ですが、今のフェデラーではどうでしょうか。1回戦でアンドレイエフ相手に苦戦しただけに、とても盤石とは言えそうもありません。

 女子は何と言っても復帰してきた元女王エナンに注目です。1位のまま引退しましたが、昨年全米オープンで同じベルギーのクライシュテルスが復帰早々に優勝。エナンもこれに刺激を受けたことは間違いありません。今大会「最強のノーシード」として、すでに2回戦で第5シードのディメンティエバを倒しました。準々決勝で当たるクライシュテルス戦が大きな山場になることでしょう。優勝争いはトップハーフで勝ち上がってくるであろうセレナ・ウィリアムズとエナンの対決かと。エナンが勝てば女子も面白くなります。

 シングルスがあっさり終わった伊達のダブルスも注目です。ヤユク・バスキとの39才ペアは世界のテニス界から見ても異色ペアで話題だと思います。ウィリアムズ姉妹がエントリーしている以上、優勝はほど遠いだろうと思いますが、1つでも2つでも勝って盛り上げてもらいたいところです。


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