幹事クリタのコーカイ日誌2010

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1月12日 ● 成人の日に初体験。

 昨日は成人の日。ハタチになったうちの息子も成人式に出席してきました。特にトラブルもなく無事に終わったそうで、昔の「荒れる成人式」とは無縁だったようです。あっさりと昼には家に戻ってきたのでちょっと拍子抜け。成人の日ってもっといろいろあって忙しいんじゃないの?と思ってしまいました。僕の時には本当にいろいろとあったので。

 僕の成人式は1981年ですからもう29年も前のことになります。僕の住んでいたところでは、成人式は市の市民会館に市内全ての新成人が集まって行うことになっていたので、1500人くらいの新成人が集まって、そりゃもう会場はごった返していました。

 ただ成人の日のメインイベントは成人式ではなく、その日の夜に行われる中学校の同窓会にありました。これは市内の各中学校の慣例になっていて、先生も巻き込んで必ず行うものでした。学年全体の同窓会ですから人数も6クラス240人以上。その幹事を先生から指名されて僕がやりました。そんな大きな会の幹事は初めてでした。僕の幹事デビュー戦です。

 僕は誕生日が2月なので当時まだ19才。法律的には飲酒もできないのに、市内の大きな料理旅館と料理や酒について交渉して予約をし、住所録を作り、案内ハガキを発送し、イベントを考え、予算のやりくりをしと、今に続く幹事業を前年の秋からずっとやっていました。

 ただなにぶん初めてのことゆえ、いろいろとトラブルも多かったのですが、一番のトラブルは当日同窓会会場に向かう途中に起こした交通事故でした。まだ僕は免許取り立ての初心者マーク(正確に言うと免許は18才の秋に取りましたが、それから1年はペーパードライバーだったので成人の日は運転を始めてまだ半月くらいの頃でした)。成人式を終わってから雪の舞う夕方の暗い道を、同窓会会場に向かって急いで走っていました。時間短縮のために脇道を抜けようと、対向車線の信号待ちのクルマの列の間をすり抜けて右折しようとしたところで、止まっている対向車にコツンと当ててしまいました。と言っても、バンパー同士をかすっただけの本当に軽い接触事故だったのですが、交通事故も幹事同様にこの日が初めてのことだったので、もうどうして良いかわからず本当に気が動転してしまいました。

 相手は中日新聞の地元通信局の記者でした。僕は同窓会のことで頭がいっぱいで「急いでいるので」と言ったら「事故を起こして何を言っている!」と怒られて、警察に一緒に連れていかれました。もっとも、行ってはみたものの接触したところもわからないくらいの軽い事故で警察の人もまともに相手にしてくれませんし、その上、その記者が市の役人だった僕の伯父をよく知っていたので「あの人の甥御さんなら」と笑ってすぐに無罪放免してくれ、同窓会にも支障は出なかったのですが、本当にいま思い出しても冷や汗が出るような出来事でした。

 成人の日から始まった僕の幹事人生。まさかあれから30年もずっと続くとは当時は思いもしませんでしたが、交通事故はあれからそれほど繰り返していない(と言うか、ぶつけられたことはあるけど、ぶつけたことはあれ以来ない)のは幸いだと思っています。成人の日の初体験2題。あれ、別の体験談だと思っちゃいました?


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