幹事クリタのコーカイ日誌2010

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1月5日 ● 『龍馬伝』第1回。

 今年の大河ドラマ『龍馬伝』が始まりました。何と言っても人気の坂本龍馬が主人公、主役に福山雅治、そして脚本福田靖、演出大友啓史というスタッフも強力で期待大だったのですが、1回目は十分に期待に応えている内容だったと思います。

 ドラマは香川照之演じる岩崎弥太郎の視点から龍馬を描いていくわけですが、とは言え、まあそこに特別新しさがあるわけではありません。むしろオーソドックスな描き方をしています。ただ福山の龍馬は今までの龍馬に比べるとずっと優しくて平和主義。女性視聴者、特に福山のファンを意識したキャラ作りだと思いますが、そこに違和感を感じる人もいるかも知れません。僕はそれほど違和感はなかったですけどね。細かいことは気にしない大らかな龍馬という感じは十分に出ていましたし。

 配役はまあまあ。ちょっと俳優陣の年齢が高すぎる嫌いはありますが、昔の人は現代人よりもはるかに老成していたでしょうから、これくらい史実よりも高齢化してちょうど良いのかもと思います。まだ第1回ということで土佐の一部の人間しか登場していませんが、今後回が進むにつれてどんどん幕末の有名人たちが出てきますから、それがうまくはまっているかどうかが楽しみです。

 今回の大河で良いなと思うのはロケを多用していること。自然光の下で撮影しているので映像に深みと落ち着きがあります。『天地人』のスタジオ中心のチャチな絵作りに比べると、ぐっと良くなりました。まあ比べる対象が『天地人』では勝っていると誉めたところでしょうがないですけど。


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