幹事クリタのコーカイ日誌2009

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11月25日 ● 紅白歌合戦はあるがままに受け入れる。

 NHKの紅白歌合戦の出場歌手が発表になりました。毎年毎年、同じことを繰り返し書いているような気もしますが、それも毎年毎年NHKが同じような歌手を選ぶからで、こうした文句を書くこともすでに織り込み済みの紅白、ということになるのかと思います。

 だいたい紅白に対する文句というのは決まっていて「知らない歌手多すぎ」「演歌多すぎ」「今年活躍していない歌手多すぎ」というところです。わかります。本当にその通りだと思います。紅白でしか見ない歌手や、紅白で初めて見る歌手がいつも何人もいます。いったん選ばれるとヒット曲がなくても何年も出るのも変です。もっとヒット曲出している歌手を選べなかったのかよ、と毎年思います。

 ただ「都会」「若い」「流行りもの好き」な人は、この手の文句を言うわけですが、逆に田舎に住んでいるお年寄りで演歌をカラオケ教室で毎日歌っているような人たちは、むしろ最近ちょこちょこテレビに出てきたようなポッと出の歌手に用はないわけで、やはり北島三郎や小林幸子や五木ひろしを見たいわけです。

 NHKとしてはどちらにも配慮しなければなりません。と言うかいつもNHKを見てくれているのは田舎で演歌な人たちですから、そちらにこそ良い顔をしなければ受信料が心配なわけです。若者にいくら媚びても受信料は払ってくれませんからね。

 後はもう事務所との交渉次第。嵐をどうしても今年こそ出したいからこそ、ジャニーズからバーターで押しつけられたNYC boysも出さなければなりません。山本譲二の枠は北山たけしに世襲しないと、サブちゃんにそっぽを向かれてしまいます。あちらもこちらも立てながら苦心惨憺のオーダーであることが窺えるだけに、あまりNHKを責めても可哀想かなとすら思えてきます。

 正しい視聴者の姿は、あるがままの紅白を受け入れて、こたつでミカンを剥きながら適当に突っ込みを入れつつダラダラ見るというのが良いのではないかと。今年は嵐とカエラと福山が一応目玉ということのようなので、彼らをどう演出するのか、大御所とどう絡ませるのかを楽しみにしたいと思っています。


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