幹事クリタのコーカイ日誌2009

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11月5日 ● 山梨ヌーボーと富士山。

 11月3日は山梨のワイナリーが一斉に新酒を解禁する「山梨ヌーボーまつり」。と言うことで、高速道路も1000円のことだし、ちょっと山梨県まで車を走らせてきました。

 山梨県には約80のシャトーがあり、その大半が勝沼に集中しています。勝沼インターを降りると周りはずっとぶどう畑、道沿いには行けども行けどもブドウ園。その合間にシャトーが軒を連ねているという感じです。新酒を出す季節だけに、ぶどうの畑はあってもぶどうは収穫されてしまいありませんが、その代わりどこのシャトーに行っても今年の新酒を試飲させてくれます。

 新酒は今年収穫された甲州種(白)とマスカットベリーA(赤)。日頃はワインと言えばボルドーだブルゴーニュだ、イタリアだドイツだチリだカリフォルニアだと輸入ワインばかりを語っているワイン通たちも、この時ばかりは山梨県産ワインを楽しんでいました。日本のブドウで作った日本のワインは、やはり和食に合います。今回4つのワイナリーを見て回りましたが、どこのワイナリーも真剣に「ニホンワイン」を飲んでもらおうと努力していることがよくわかりました。もっと日本のワインが広まれば良いのになぁと思いました。

 ところで2日から急に日本列島は寒波に襲われ、北陸から北海道にかけては雪。山梨も雪こそ降りませんでしたが、そりゃあもう冷え込みました。念のため持っていったコートが手放せないくらいの寒さ。先週土曜日は最高気温が25度を超える夏日だったのに、いきなり冬の寒さですから体がついていきません。

 もっともキリリと冷え込んだお陰で、景色はそれはそれはスッキリと綺麗に見えましたけどね。中央道を走っていて、あれほど富士山が綺麗に見えたのは記憶にありません。東海道から見る富士が「表」で、甲州街道から見る富士は「裏」だというのは失礼な話ですね。山梨の人から見たら、そりゃこっちこそ表だと言いたくもなります。それほど見事な富士でした。