幹事クリタのコーカイ日誌2009

[ 前日翌日最新今月 ]


 
10月21日 ● キャスティングの好みが合わないドラマ。

 ドラマ『おひとりさま』をようやく見ることができました。録画はしてあったのですが、なかなか見ようという気にならず、昨夜なんとかかんとか鑑賞。いろいろと思うところはありました。『結婚しない男』の脚本家・尾崎将也だけに、その女性版を狙っているんだな、とか。でも結局男性目線なので、何だかリアリティが薄くて作り物めいているな、とか。原稿のデータをいきなり印刷会社に入稿して校正もせずに印刷納品はないだろう、とか。

 まあいろいろと突っ込み所があるドラマで、合格点にはちょっと及ばないなと思ったのですが、個人的になかなか見る気にならない原因は見ていてよくわかりました。出演者が好みではなかったのです。企画と脚本家で見ようという気になったものの、キャスティングを見て無意識に避けていたことがわかりました。

 主演の観月ありさを始め、松下奈緒も真矢みきも佐戸井けん太もデビッド伊東もあまり好んでみたいという俳優ではありません。別に特別嫌いというわけではありませんし、役柄とか演出とか他の俳優との組み合わせ次第では気にならないこともあるのですが、これだけゾロゾロと好みではない俳優が出てくると「ダメだ〜」と思ってしまいます。小池徹平はどちらかと言えば好きな部類の俳優ですし、酒井若菜ははっきり好きな女優ですが、プラスが2人だけでは総和は大きくマイナスでした(ちなみに鈴木亜美は印象が薄くて気づきませんでした)。

 観月ありさ、松下奈緒、真矢みきという3人の女優には、何か共通した匂いのようなものを僕は感じ取ってしまいます。スタイルが良くて派手な顔立ちで演技が大仰でどこか古臭い。華やかですが、くどい、アクが強い女優です。このドラマのプロデューサーはこういうタイプの女優が好きなのかも知れませんが、僕の好みとはかけ離れています。これが菅野美穂、綾瀬はるか、高島礼子という組み合わせだったら、このドラマもきっと楽しく見たと思うだけに残念でした。まああくまでも僕の好みの問題なんですけどね。