幹事クリタのコーカイ日誌2009

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10月15日 ● NHKの人形劇「新・三銃士」への期待。

 NHK教育テレビで今週から連続人形活劇「新・三銃士」が始まっています。脚色が三谷幸喜ということで、期待をもって第1回から見ていますが、さすがと唸るような出色の出来映え。まだ3話までしか見ていませんが、今後ますます話が転がり始めると楽しめること間違いなさそうです。大河ドラマ「新選組!」の時と同じ期待感に満ちた匂いがします。

 いきなり余談で恐縮ですが、僕は「三銃士」の話自体は子どもの頃に読みましたが、古いマンガ好きとしては原作よりも懐かしいのは大和和紀のマンガ「アラミス'78」の方。もちろん三銃士の話ではないのですが、とにかく三銃士の中でもアラミスはカッコ良くなくてはならないというイメージをこの「新・三銃士」でもきっちりと継承してくれていて納得でした。

 NHKの人形劇と言っても、世代によって思い出す作品は違うことでしょう。50代以上なら「ひょっこりひょうたん島」、40代なら「新八犬伝」、30代なら「プリンプリン物語」か「三国志」でしょうか。僕は幼稚園の頃に「ひょっこりひょうたん島」に熱中し、中学生の時に「新八犬伝」、大学生の時に「プリンプリン物語」を見ていましたが、「三国志」は見ていないんですよね。大学4年から新社会人になる頃だったので、さすがに人形劇は見なかったし見る時間もなかったんだろうと思います。

 三谷幸喜は僕と同世代ですが、公式サイトによれば「新八犬伝」の大ファンだったみたいです。坂本九の名調子、玉梓のあの怨霊っぷり(って表現も変ですが)は、本当に印象的で、良く物真似をしていた記憶があります。あれに三谷がはまっていたというのも本当に頷けます。

 「新・三銃士」には多分三谷の「新八犬伝」へのオマージュがたくさん盛り込まれることでしょう。すでにキャラクターデザインや人形たちの妖しい美しさは十分に「辻村ジュサブロー・リスペクト」を感じさせます。田中裕二の「出しゃばり」な語りにも坂本九の語りを意識した部分があります。声優も数を絞って、1人の声優が何役も演じるのも「新八犬伝」と同じやり方みたいですし。

 今は2週間10話分をまとめて一挙放送中ですが、その後は毎週金曜日に1話20分だけみたいなので、そうなったらかなり待ち遠しい放送になりそうです。