幹事クリタのコーカイ日誌2009

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8月30日 ● マイケルの誕生日に80年代洋楽PV特集。

 昨晩の「スマステ」で80年代の洋楽PV特集をやっていました。ちょうどマイケル・ジャクソンの51回目の誕生日ということでの企画でしたが、80年代に19才〜28才だった僕としては、まさにジャストミートな企画で涙がこぼれ落ちそうなほどでした。

 マイケル・ジャクソン、マドンナ、カルチャークラブ、ワム!、デュランデュラン、ジャネット・ジャクソン、シンディ・ローパー、プリンス、ヴァン・ヘイレンなどのPVは、当時流行のカフェバーで飽きるほど見ていました。夜だけではなくランチもティータイムもカフェバーにたむろしていましたし、家に帰ってもMTVを見るのが「トレンディ」(笑)でしたからね。

 いま思えば本当に軽佻浮薄という言葉がピッタリ当てはまる、バブルに向かってイケイケドンドン一直線の時代でしたけど、僕たちは年齢も年齢でしたし、心から楽しんでいましたね。70年代の抑圧されたような暗さから解き放たれた我々は「ジャパン・アズ・ナンバー1」という声を聞きながら、洋楽をそれまでの「崇め奉る」感じで受け入れていたのと違ってかなり身近な文化として気軽に消費していたと思います。

 昨晩の特集で流れていたリック・アストレーとかオリビア・ニュートン・ジョンなんて、当時すでに突っ込みを入れながら見ていましたからね。洋楽なんて最先端のカッコイイ音楽に突っ込みを入れるなんて、ビートルズやカーペンターズ、ツェッペリンやディープ・パープルの頃だってあり得ませんでしたよ。辛うじてクィーンには突っ込みを入れたくなる時がありましたが。

 あの80年代の洋楽に対する身近な感覚が、90年代のJ−POPへと繋がっていくような感じがします。あ、こういうことって音楽評論家ならすでに当たり前に言っていることなのかな?まあそんなことはともかく、80年代の洋楽は松田聖子や中森明菜らの80年代アイドル歌謡と双璧の「黄金時代」でした。少なくとも僕には。