世界陸上が終わりました。ＴＢＳがひとりお祭り騒ぎというのが毎回の世界陸上のイメージだったのですが、今回はボルトの超人的な活躍のお陰でインパクト強かった分、ＴＢＳだけが騒いでいるという印象は少し薄れました。最後に尾崎好美が女子マラソンで銀メダルを獲得し、これも「有終の美」を飾った感じでしたし。

　しかし、なにより今回の世界陸上でもっとも変わったのは織田裕二です。毎回からかいのタネになるほど、異常なハイテンションで世界陸上のメインキャスターを務めてきた織田ですが、今回は現地ベルリンまで行った割には、随分とおとなしい、言い換えれば普通のキャスターぶりでした。

　日本陸連が事前に「選手に変なキャッチフレーズをつけるな」というクレームがＴＢＳにあったそうですが、実は「織田裕二もはしゃぎ過ぎるな」という注文もついていたのでしょうか？世間的にはこれまでにも批判も突っ込みも多かったことは当然わかっていたとは思いますが、それでも敢えてやっていたと思うのに、今回「封印」してしまったのはどういう意図があったのか。ある意味、「踊る大捜査線」と並ぶ織田裕二の「代表作」でもあるだけに、ちょっと気になるところです。

　まあ余計なことに気を取られずに素直に競技を楽しめたのですから、スポーツファンとしては良かったのですが、芸能ファンとしては少し残念でした。このままの織田裕二なら、次回からは必要ないんじゃないかと思いますけどね。