土木工事については全くの素人ですが、それにしても今回の地震による東名高速道路の復旧工事の素早さには驚きました。あれだけ道路が崩落してしまっては１週間以上は通行不能かと思いました。それをほぼ２日で直してしまおうと言うんだからビックリです。

　だって普通に考えればただ直せば良いってもんじゃなくて、次に同じような地震がきた時に今度は崩れ落ちることがないようにきちんと設計をして作り直すと思っていましたからね。地盤調査からやり直さないとダメでしょうし、道路の見えない部分のひび割れなども調べないといけないでしょう。

　ところがどうも中日本高速が考えたのは、安全性を高めることよりもスピード最優先。お盆の民族大移動のピークに間に合わせることだったようです。なにせ最初は１３日午前０時に復旧完了と言っていましたからね。結局工事が難航して下りだけ開通、上りはちょっと遅れるみたいですが、それだって驚くべき素早さです。

　土木工事がそんなに早くできるものなら、なぜ年度末の道路工事はあんなにチンタラチンタラとやっているのか、そちらも不思議になります。直してるんだか壊してるんだかわからないような工事を延々とやっていて、ずっと渋滞する年度末の工事。あのペースで今回の高速道路の復旧作業をしたら恐らく１年かかるんじゃないですかね。

　やりゃあできるじゃん、と思われた今回の復旧工事。だったら日頃の道路工事もちゃんと急いでやって欲しいものです。