幹事クリタのコーカイ日誌2009

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8月6日 ● ダメ男に惹かれる女。

 2人の(かつての)清純派女優がダンナの薬物による逮捕で酷い目に遭っています。特に酒井法子などは子どもと一緒に行方不明で親族に捜索願いなんて出されてしまって、ますます恥の上塗りというか、芸能マスコミの格好の餌食になってしまいました。

 それにしても多くの人の感想は、矢田亜希子といい、酒井法子といい、つくづく男を見る目がないなぁというのが率直なところでしょう。誰が見たってロクでもなさそうな男をわざわざ選んだわけですから。

 もっとも昔から不良と箱入り娘というのは一種定番の組み合わせで、そんな二流映画も腐るほどありますから、驚くことではありません。もちろん箱入り娘の多くは、ちゃんとしたエリートのボンボンと結婚していくのですが、時々そういう異種格闘技戦がマッチメイクされると目立つし、往々にしてうまくいかないので「ほらやっぱり」とまた目立ってしまうだけです。

 不良というわけではなくても、ダメな男に引っかかる女性は本当に多くて、だからこそ「ダメンズウォーカー」がヒット作になったりするわけですが(挙げ句に作者の倉田真由美がまたダメンズと結婚するし)、男からすると何でわざわざダメ男に惹かれていくのか訳がわかりません。そういう時の心理を女性に聞くと大抵「わたしがついていてあげれば、この人だってちゃんとすると思った」なんて言うんですが、女のちょっとした支えくらいでちゃんとする男なら最初からダメになったりしません。

 性格の悪い小悪魔系に振り回される男だって同類だとは言えなくもありませんが、女に振り回されるくらいは男の甲斐性です。しかし、女性の場合は男がダメだと自分の人生丸ごとダメにしてしまう場合がありますから被害甚大。まあそういう心理は一種の「女のロマン」なんだと思いますが、「男のロマン」を鼻で笑う女性のそうした「女のロマン」だって、男の目からしたら噴飯物です。

 ダメ男に引っかかるくらいなら、かつて流行った「三高」男に向かう方がまだハイリターンな分、ちょっとはマシでしょう。そこにロマンはなく打算があるだけなので、男どもからやっかみや嫉妬も入り混じった非難を浴びたとしても、堅い選択ではあります。

 もっともリターンの差ほどにはリスクは意外と大して差はないと思いますがね。エリート然とした苦労知らずの三高男なんて、これからの時代にしたたかに生き残れるかどうか怪しいものです。なまじプライドが高いだけに扱いにくいという欠点もありますし、もしダメになった時に立ち直れずに面倒くさいですし。まあ、なによりそこに「ロマン」がない以上、ロマンスをしたい女性にはつまらないですもんね。矢田亜希子も酒井法子も、多分宮アあおいも、きっとロマンに生きてしまったんでしょうね。