例年なら子どもたちが夏休みに入る７月２０日頃に梅雨が明けて、真夏の太陽がカッと照りつけて「さあ、夏本番」という気分が盛り上がるんですけど、今年はいつまでも梅雨前線が居座ったせいで、完全に夏が出遅れたというか、出番をトチってしまってすっかり白けてしまいました。

　東海地方の梅雨明けは８月３日と観測史上もっとも遅くなりましたが、これも当初はもう少し遅くなる予報で、もう気分的にはすっかり「夏」なんてどうでもいいや、というイジケ状態でした。高校野球は代表校が出揃ってしまったし、プロ野球のオールスター戦なってとっくの昔に終わっているし、プールや海は閑古鳥が鳴いているし、気がつけばもうすぐお盆だし。

　普通はいい加減暑さにも慣れてきた頃にお盆がやってきて、お盆が終わると秋の気配を感じるものなのに、この調子じゃ今年の夏は「なかった」ってことにしても良いくらいに短く終わってしまいそうです。ここのところ毎年異様に暑くて「地球温暖化」のせいにしていたのに、本当にこんな調子で地球は温暖化しているのかと思ってしまいます。

　このまま夏バテ知らずで乗り切れるほど甘くはないかも知れませんが、体には楽な夏になりそうなのは、年を取ってくると助かります。広告屋としては、夏は暑くないとどこの業種も困ってしまうので痛かったですが、テニス好きとしては、涼しいのは結構なんですが、雨でテニスできないのは困るということでは痛し痒し。雨で流れた回数はそれほど多くなかったのでまあヨシというところです。