幹事クリタのコーカイ日誌2009

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7月28日 ● 片付けられない人たち。

 先日弟の一家が泊まりにきた時に、僕以外の家族3人は1週間かけて家の中を片付けました。なぜ僕が一緒に片付けないのか?それは僕だけは日頃からきちんと片付けているので、今さら人が泊まりにくるからと言って、慌てて片付ける必要がないからです。しかし、他の3人は恐ろしくなるほど片付け下手なので、1週間たっぷりかけないと他人様に見せられる状態にはならないのです。

 僕の母親は無類のキレイ好きの片付け上手です。とにかく、いつでも家の中が全てきちんと片づいていないと落ち着かないのです。僕はそんな母親に育てられたので、自分はむしろ片付け下手だと思っていました。母親にはいつも注意されていましたし、実際母親のようには片付けができませんでしたから。

 ところが結婚して自分の家庭を持ってからは、自己認識が180度変わりました。妻は想像を絶するほど片付けが下手な上に、きちんとキレイにされた空間がむしろ苦手だったのです。当然、彼女に育てられた子ども2人も片付け下手なので、もう家の中はいつもグチャグチャで足の踏み場もない状態です。

 前のマンションではとにかく最後3年くらいは他人をついに家に入れませんでした。3年振りに入れたのは引っ越しの見積もりを取りにきた営業マンで、彼は唖然としながら見積もりを作っていきました。また引っ越しの時には業者に「こんなに荷物を残していっていいんですか?」と聞かれるくらいにゴミの山でした。家の中にあったものの3分の2は不要なゴミでしたし、それを業者に捨ててもらおうとしたら廃棄処分に「20万円かかる」と言われたくらいでしたから。

 だから3年前に今のマンションに引っ越した時は、家族全員に向かって僕は「とにかくこまめに片付けてキレイな状態を保とう」と宣言したのですが、その誓いは1年経たずして反古になってしまい、家中がゴミだらけになってきました。

 なにせ僕以外の家族3人は「マンションのモデルルームってキレイ過ぎて落ち着かない」という人たちです。彼らは混沌している方が好みなのだから、散らかっていても仕方ないのです。と言うことで、久しぶりに片づいた我が家を見ながら、これがいつまで続くことやらと溜息をついている毎日です。