幹事クリタのコーカイ日誌2009

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7月23日 ● 日蝕もビジネスチャンス。

 日蝕を見ることができた人はどれくらいいるんでしょう?僕は名古屋で一番欠けると言われる時間帯に外に出ていたのですが、曇っていてまったく太陽の姿を拝むことはできませんでした。諦めて社内で打ち合わせをしていたのですが、その時間に少しだけ雲間から太陽が覗いたそうで、三日月のような太陽を見た人たちもいたようです。

 曇っていたせいもあって、太陽が翳った感じすらあまりしなかったのですが、実際には随分と暗い「曇り」だったのでしょうし、気温も低く涼しかったようです。これで本当に晴天の時だったら、さぞかし驚くような天体ショーだったことでしょう。

 日常生活の中で日蝕を楽しもうとしていた僕には「曇って見えなかった」だけで済む話ですが、何十万円もかけて日蝕観測ツアーに出かけた人たちにしてみれば、さぞかし腹立たしいことでしょう。よくある「オーロラ観光」でオーロラが見えなかったという悔しさの比ではありません。オーロラはいつでも(というと語弊がありますが)見られるけれど、日蝕、それも皆既日蝕ともなると生きている間にそう何回もチャンスがあるわけではありません。

 もちろん世界中飛び回ればそれなりにチャンスはありますが、日本での皆既日蝕ともなると、次回は2035年9月2日ということらしいので26年後。僕は74才ですから、生きているかどうか微妙なところです。その時にまた曇っていたら、今日のことを思い出すんでしょうかね。

 もっとも金環蝕なら2012年の5月21日に日本で見られるそうですから、たった3年後です。オリンピックを待つよりも前に来るんですから、そう考えれば日蝕なんてそれほど大騒ぎすることではないような気もします。ただ次回はもっと日蝕を利用した金儲けのアイデアがたくさん出ているような気がします。これだけ日蝕で世間が騒いでくれるなら、明らかにビジネスチャンスですから。