幹事クリタのコーカイ日誌2009

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7月19日 ● 上手になるって嬉しい。たとえ自分じゃなくても。

 昨日はよく出るミックスダブルスの大会に出ました。蒸し暑い中でテニスしていると、途中で頭がボーっとしてしまいましたが、何とか熱中症になることもなく無事に終わって良かったです。

 昨日のペアはよく一緒に出ている初級者の女性。彼女がまだ初心者の時からずっとテニスを教えながら一緒に試合にも出ています。昨日の結果自体はいつもと大差はありませんでした。3組によるリーグ戦では1勝1敗で2位。各リーグの1位と2位で行われる決勝トーナメントでは他のブロックの1位に当たり初戦敗退。いつもよくあるパターンです。

 過去には決勝トーナメントで準優勝したこともありますから、それに比べて冴えない結果だったのですが、ただ内容がいつもとは違いました。僕のプレーは数年前からそれほど進歩が著しいわけではないので、変化したのはもちろんペアの彼女の方なんですが、長年の練習の成果がここにきて少しずつ出てきたようです。

 テニスには勝つには大きく4つの要素があります。フィジカル(体力)、テクニック(技術)、タクティクス(戦略)、メンタル(精神)。彼女は毎週熱心に練習をしていますからテクニック面ももちろん着実に向上していますが、昨日はメンタル面でも以前よりハッキリとした成長がありました。

 相変わらずミスは多かったのですが、以前ならそれを引きずってますます落ち込んでいたのに、昨日は気持ちを切り替えて相手に向かっていくことができました。また、マッチポイントを握られてのリターンとかサービスの場面で、チキンにならずきっちりとショットを打ってポイントにつなげました。以前なら緊張と萎縮でメタメタになっていたのに、ビビリもしないで向かっていけるというのは素晴らしいことですし、そういう気持ちがあればさらに強くもなれます。

 先ほどあげた4つの要素は相互に関連しています。テクニックが上がれば気持ちに余裕ができてメンタルも良くなるし、メンタルが安定すればタクティクスを考える余裕も出てきます。そして最後にモノを言うのは常にフィジカルです。タクティクスを支えるにはまずフィジカルの強度が必要です。じゃなければいくら素晴らしい作戦を考えても成功することは難しいでしょう。

 彼女自身、昨日の試合での手応えは感じているようです。上手くなっているという手応えほど嬉しいものはありません。ますますテニスが楽しくなっていくことでしょう。僕もサックスで同じような手応えが早く欲しいものです。上手になっていくのは本当に楽しいし嬉しいものですから。