幹事クリタのコーカイ日誌2009

[ 前日翌日最新今月 ]


 
7月12日 ● 脱・鬱を目指して。

 昨日書いたように「痩せるような思い」をするくらいなわけですから、先月はちょっと鬱気味でした。鬱病とまでは言えませんが、かなり自分でもヤバイ精神状態にあることは自覚できていたわけです。自分でも苦しいので、何とかここから逃れようといろいろ手を考えました。

 その中のひとつに精神世界で悟っている、達観しているらしい人の話を聞く、ということもしてみたわけです。そういう人たちの話というのは、大抵とても良いことを言っているわけで、それに加えてみんな楽観主義、ポジティブシンキングです。なるほどとは思います。そうやって生きれば悩みなんかなくなってさぞかし楽だろうなと。

 ただ僕は生来ネガティブ思考で、常に悪いことを想定して行動するのが癖です。その上、天の邪鬼な性格もあって、「いいこと」を言う人に対して何か裏があるんじゃないかと疑ってかかってしまうところがあり、どうも精神世界で立派な人の話を素直に受け取れないのです。

 しかも、そうやってもともとかなり性格が歪んでいる上に、人の気持ちがわからなくなって落ち込んでいる状態では、性善説に立脚しているような話はますます受け入れられません。そんな風に世の中うまくいくなら、オレは今こんなに落ち込んでないよ、と思ってしまうんです。とは言え、それでもそういう話をいつもより求めている自分もいて、そのあたりがいかにも病んでいるらしく矛盾しているわけですが。

 また、占い師を紹介しましょうか、という話もありました。占いなんて「けっ」と思っているタイプの僕にそう言われるというのは、よほど現状がダメに見えたのでしょう。しかも僕はその話を聞いて「けっ」と思わずに、むしろ興味を持ってしまったのですから、相当に我ながら行き詰まっていたのかも知れません。

 草なぎくんのように深夜に素っ裸で公園を大声あげて走り回ったら、少しはスッキリするかも?なんて、考えているあたりがもうヤバイですよね。で、結局「全裸で公園」よりは「サックスを公園」の方がまだ迷惑ながら犯罪にならないだけマシだな〜なんて思えるようになって、サックスのレッスンに行くことにしたわけです。

 落ち込んでいる時というのは、いろいろいつもとは違う思考パターンになりますが、それはまた新しい何かを生むためのきっかけにもなります。今回はいつもと違うことに興味を持ち考えてみたわけで、「自分を変えなければ」と思うことも、たまには必要かも知れませんね。