幹事クリタのコーカイ日誌2009

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4月26日 ● ディズニーの『シング・アロング・ソング』。

 長男が1才10ヶ月の時ですから、1991年の夏に家族3人でハワイに行きました。大相撲の尾車部屋の面々が巨体を揺らしてビーチで戯れている様子を砂浜に寝そべりながら眺めていました。ハワイと言えばアラモアナショッピングセンターのディズニーストアが当時のお気に入りで、なにせまだ日本にディズニーストアなんてなくて(翌年渋谷と横浜に日本の1号店ができたと思います)、日本で買えないようなレアものがたくさん並んでいました。

 その中のひとつにディズニーソングの名場面を編集したビデオ『シング・アロング・ソング』がありました。数々のディズニー映画の中で歌われた名曲が、そのシーンとともに次々と出てきます。店頭のデモで見て「これだ!息子に見せるならアンパンマンやクレヨンしんちゃんじゃなくて、やっぱりディズニーだ!」と興奮して、その場で6巻まとめ買いしました。ちょっと高かったですが、子どもの情操教育と英語教育を兼ねているのですから惜しくはありません。

 当然、全編英語で日本語吹き替えはおろか字幕もついていません。いろいろなキャラクターが喋っていても、英語だけですからさっぱりわかりませんが、それでも歌の素晴らしさはわかります。我が家に遊びに来たお客さん(主に女性)は、このビデオを見るとみな「なんて素敵なの!」と感動していました。もちろん息子には押しつけるようにヘビーローテーションで見せていました。4才下の娘が生まれた時も同様です。

 ただ残念なことに、やはり子どもたちが喜ぶのはアンパンマンでありしんちゃんでありドラえもん。息子はさらに機関車トーマスにはまり、娘はセーラームーンに没頭していましたが、ディズニーは「英語でわかんない」と、親の期待とは裏腹に幼稚園くらいからはあまりお座敷がかからなくなってしまいました。

 それから10数年の時が流れ、最近息子が「あのディズニーのビデオが見たい」と言い出しました。先日合唱でディズニーソングを歌って以来、オリジナルを聞きたくなったらしいのです。しかし今のマンションに引っ越して以来2年半、一度もあのビデオ6巻を見た覚えがありません。と言うか、どこにしまったのかも不明。仕方なく昨日心当たりの場所を探してみたのですが、どこにも見当たりません。人にあげたり捨てたりした記憶はないのですが、引っ越しのどさくさに紛れてなくしてしまったのかも知れません。なにせ長年見向きもされていなかったのですから。

 いまアマゾンでこの「シング・アロング・ソング」を検索すると、1993年に発売された日本版の中古しか流通していません。しかもほとんどがレンタルショップ品で、あまつさえ1巻、2巻あたりはその中古すらありません。アメリカ版の1〜6巻揃いなんてもはや入手するのは無理なようです。貴重なビデオで、しかも見つからないとなると急に惜しくなるのが人情。改めて「家宅捜索」をしてみようかと思い始めています。ひょんなところから出てこないかなぁ。