幹事クリタのコーカイ日誌2009

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4月9日 ● ベテラン明暗、工藤と金本。

 開幕から5試合、中日と楽天の連勝が止まりました。まあそういつまでも勝てるものではないので、これは問題ありません。止まらないのが横浜の連敗街道。連日悲惨な負けっぷりで、このままでは今年こそシーズン100敗を喫してしまうのではないかと心配になります。昨日の横浜の試合をぶち壊したのは28年目の大ベテラン工藤。古巣巨人打線に捕まりホームラン攻勢を浴びて5回8失点と散々でした。

 球威もなくコントロールも定まらない工藤では、いくら左投手を苦手とする巨人でもたやすく打ち崩すことができます。5回27人の打者に9安打(うち本塁打4)3四球。球威のなさが如実に現れている数字です。工藤は昨日の登板で実働28年というプロ野球記録を更新しましたが、昨年も0勝でしたし、この2年は単に投げただけ。投手不足の横浜だからこそ達成できた記録に過ぎません。いよいよ引退間近でしょう。

 逆にベテランながら相変わらず元気なのが阪神の金本。昨日は4打数4安打3本塁打7打点。開幕から5試合で23打数13安打5割6分5厘、4本塁打、16打点。打ちまくっています。41才でこの元気さは一体なんなんでしょう。しかも昨晩は同い年の下柳が勝利投手になり、阪神は相変わらず移籍組オジサンコンビの活躍で勝利を挙げました。もうひとりの移籍組オジサンの矢野の穴を見事にカバーしています。

 スポーツ医学の発展により、いろいろな競技で選手寿命が延びました。それを象徴しているのがで工藤であり金本あり、中日の山本昌であるわけですが、昨晩は工藤と金本の明暗が分かれました。まだ今シーズン登板していない山本昌はどんな結果を出すことでしょう。中日ファンとしては、もちろん今年もエースとして頑張って欲しいところですけど。