幹事クリタのコーカイ日誌2009

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4月6日 ● プロ野球開幕3連戦で見えたもの。

 先週金曜日から始まったプロ野球。開幕3連戦の結果は評論家の予想とは違うものの、ある程度予測できたものになりました。まずセ・リーグの優勝候補筆頭である巨人が広島にやられて2敗1分け。やはり原監督もWBCのようにはいきません。と言うかWBCでチームを離れ過ぎたかも。選手の調子を掴んでいない采配のように感じました。特に3戦目で抑えのクルーンがつかまって逃げ切れなかったのは今後に不安を残しました。マイケルも打たれたし、調整遅れの選手が目立ちます。

 阪神もヤクルト相手に1勝2敗と負け越しスタート。「アニキ」金本が一人で気を吐いているものの、心配された先発投手陣がやはり崩れてしまいました。いくら豪華な中継ぎ・抑えを持っていても、先発が崩れては何の役にも立ちません。その原因のひとつに矢野の故障によるリタイアがあるかと思うと、この先も阪神は心配です。

 逆に開幕前に予想した通り、広島とヤクルトは今年はやりそうです。広島のスモールベースボールとヤクルトの若くて活きの良い選手たちが良い感じです。両チームが頑張ればセ・リーグは面白くなります。後は横浜ですね。中日に元気なく3タテを喰らいました。3連戦で1点しか取れない貧打、そして野本や藤井といった特別パンチ力があるわけでもなく経験も浅い選手に本塁打を浴びるような投手陣と捕手のリード。先行き真っ暗です。

 ついでに中日の話をすれば、いくら完璧に近いスタートを切ったとは言え、相手が横浜では真の力は測れませんから油断は禁物。アライバの調子もまだ上がっていません。ただ若い選手たちが期待以上の働きを見せてくれたことは確かです。この勢いで交流戦を乗り切れるかどうかが中日の場合はカギを握ります。

 パ・リーグでは、優勝候補筆頭の西武が打線はまあまあですが投手陣が打たれ過ぎました。ロッテとソフトバンクが2勝1敗と順当に勝ち越して、やはり西武を含めた3チームが上位にくるかなという感じはします。WBCに落選したソフトバンク松中の頑張りが光っています。それと楽天が日本ハム相手に3連勝したのがニュースです。初戦の岩隈とダルビッシュのエース対決を制したことで流れが楽天にきました。楽天が頑張ればパ・リーグの混戦に拍車がかかります。野村監督のボヤキをもう少し聞きたいところなので、頑張って監督の寿命を延ばして欲しいものです。