幹事クリタのコーカイ日誌2009

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3月18日 ● サンデーとマガジンの50周年大同窓会の写真。

 昨年から週刊少年サンデーと少年マガジンが創刊50周年ということで、さまざまな企画を仕掛けています。表紙で連動したり、コラボのマンガを掲載したり、出版社が同じなのかと勘違いするほどの蜜月ぶり。この背景には当然のごとく部数の大幅減少に対する危機感があるわけで、何とか50周年をテコにして、かつての栄光を取り戻したいという必死さが見え隠れしています。

 僕は小学校1年の時に入った書道塾で週刊少年マンガ誌を読み始めました。昭和41年のことです。少年サンデーと少年マガジンの全盛期で、まだ少年ジャンプや少年チャンピオンは創刊されておらず、少年キングがサンデー、マガジンと並ぶ存在でした。小学生低学年の頃は、とにかくこの3誌のマンガ雑誌を読みたくて書道塾に通っていました。

 当時はサンデーで『おそ松くん』『どろろ』『サスケ』『パーマン』など、マガジンでは『あしたのジョー』『ゲゲゲの鬼太郎』『巨人の星』『天才バカボン』などが連載されていて、面白くて面白くて仕方ない時代でした。創刊後まだ10年経ってない頃ですから、それ以来読み続けている僕は40年以上両誌の読者なわけです。どれだけのマンガを読んできたのか空恐ろしくなります。

 40年も読んでいれば強烈に印象に残っているマンガがたくさんあります。サンデーならやはり高橋留美子とあだち充の作品群、マガジンなら前述の『あしたのジョー』『巨人の星』などの梶原一騎原作の作品や、『1・2の三四郎』『コータローまかりとおる!』『はじめの一歩』などの格闘系マンガが特に印象的です。両誌の性格を良く表しているからです。

 で、昨日は両誌の創刊記念日(という言い方であっているのか?)で、合同大同窓会が帝国ホテル開かれたそうです。そこには漫画家・原作者計158人が来場し、藤子不二雄(A)、さいとうたかを、ちばてつやら大御所のマンガ家が壇上で挨拶をしたそうです。マンガファンとしてはちょっと覗いてみたかった垂涎のパーティです。

 ところで、その時のこの写真、妙に右端にいる人物が巨大なので誰かと思ったら、小林まことだそうです。少し前に出ているし写真の歪みもあるのでしょうが、それにしてもデカ過ぎませんか?