幹事クリタのコーカイ日誌2009

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3月14日 ● 「好きにすれば」。

 娘の高校入試が全て終了しました。私立高校2校は2月に終わって両方とも合格していて、公立高校2校も昨日で終わりました。発表は23日なので、それまでは何も気にせず遊び呆けることができるわけです。1年間慣れぬ塾通いでヘトヘトになっていましたが、これでしばらくは勉強から解放されます。

 それにしても塾代はかかりましたが、つくづく塾に通って良かったです。4月の時点ではまともな公立普通科に行けるかどうかも怪しい成績で、偏差値も40台でした。ところが夏休み頃から成績はグングン上がってきて、今年に入ってからの実力テストでは偏差値も60台に。かなり上位の高校も狙えるところまできていました。

 ところがへそ曲がりというか、思い込んだら頑固一徹な娘は第1志望校を最初から一貫して変更しません。公立2校も難関校を第2志望にしてしまったため、そちらに受かってもあくまでも第1志望に行くつもりです。実際自己採点では悠々と両方とも受かるくらいできていたのに、もったいない話です。

 上位の高校に行って真ん中あたりの成績でウロウロしているよりも、余裕をもって進学した高校でトップクラスにいる方が本人は楽しくて楽だとは思います。しかし、娘はこれまで全然勉強にやる気を見せなかったので、まだまだかなり「伸びしろ」があるはず。だからより難しい学校に行った方が引っ張り上げられて良いと思うのですが、本人の意思が堅いので仕方ありません。

 まあ勉強だけが人生ではないし、本人が行きたいところへ行くのが一番でしょうから、明らかに間違った道ではなければ「好きにすれば」とは思っていますけどね。当初の第1志望に受かるならそれ以上を望むのは欲張り過ぎかも知れませんし。

 そもそも自分自身のことを振り返ってみても、高校選択からずっと今に至るまで、自分の好き勝手で全て道を選んできて、他人の意見など親と言えども一片たりとも考慮したことはありませんでした。中学生の頃から親に何も相談したことがないのですから、親にしてみれば僕は寂しいというか、つまらない息子でした。ただ、その結果はどうせ自分が引き受けることになります。だから、その覚悟さえあればやはり娘にも「好きにすれば」としか親として言いようがないです。何より自分もそう親に言ってもらえるのが一番嬉しかったですから。