幹事クリタのコーカイ日誌2009

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3月12日 ● 参加しなければ「いない」のと同じ。

 テニスサークルの幹事をしているといろいろと苦労はあるのですが、幹事の仕事で一番基本で大事なことはコートの確保です。最初から専用コートを持っている企業系のサークルなどは良いのですが、一般の、それも都会のサークルでは、料金が安い公営コートを確保するためにどこでも苦労していることだろうと思います。

 僕も仕事の合間を縫って本当に時間をかけてコートの確保に奔走(と言っても最近走り回っているのはネット上ですけど)しています。県営コートと市営コートがあって、主に4ヶ所くらいのテニス場のどこかを毎週確保するようにしているのですが、人気のあるコートを週末に取るのはそう簡単ではありません。特に我々のサークルは人数もそれなりに多いので、最低でも3面4時間を確保したいのですが、どういう手を使っているのか、毎週ガッチリとコートを押さえている人たちがいて、空きが少ないので苦労します。

 それでもほぼ毎週どこかのコートは何とか取れているのですが、この苦労が報われない時があります。それは折角コートを取ったのに人が集まらない時です。毎月の抽選申込みに時間をかけてネットで入力し、当たらなかった時にはキャンセルが出るのを待って何回も空き状況をチェックし、いざ空いたら間髪を入れずに確保をし、ようやく揃えたコートなのに、いざテニスをしようとしたらメンバーが軒並み欠席でコートをキャンセルする羽目になると、あの苦労は一体なんだったのかと本当にガックリします。

 仕事でもそうでしょうが、苦労をしてもそれが相手を喜ばせて感謝をされれば報われた思いがしますし、また頑張ろうと思うこともできます。しかし苦労が水の泡になると、苦労は徒労に代わり、モチベーションが大きくダウンします。サークルのメンバーは都合が悪ければ気楽に欠席すれば済みますが、幹事である僕は簡単に欠席もできません。仕事をさぼり、家族サービスを放棄し、体調不良を押してでも毎回参加です。本当に割が合わないことをやっているなと常々思っています。

 これまで23年以上もサークルを運営してきて、こんなことは何回、いや何十回も感じましたが、それでも続けている「不明な情熱」はどこからくるのか、自分でも不思議でなりません。多分「乗りかかった船」から降りるのがイヤなだけでしょうね。物事を半端に終わらせられない性格なんです。いつでもこんな船から降りてやると思いながら航海を続けた23年間でしたから。

 ま、こんな愚痴を書いていても本当は仕方ないんですけど、たまには吐き出しておかないと。メンバーのみんなにはもう少し参加率を上げてもらいたいものです。参加しなければいないのと同じなんだから。