幹事クリタのコーカイ日誌2009

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3月5日 ● WBCいよいよ今日開幕。

 日本のサッカーで一番の人気チームが「代表」であるのと同様に、どうやら日本の野球で一番の人気チームは巨人ではなく「侍ジャパン」になったようです。その代表が戦うWBCがいよいよ開幕します。前回を制しているだけに期待は大きく盛り上がっていますが、果たして本当に連覇できる可能性はどれくらいあるのでしょうか?

 東京での第1ラウンドでは4チーム中の2位に入ればOKです。初戦の中国戦は普通にやれば負けることはないと思います。中国に勝てば2試合目は、韓国と台湾の勝者と当たります。恐らくは韓国が出てくるでしょう。、前回、韓国には続けて2試合負けましたが、今回の韓国は前回WBCや北京五輪のチームに比べて明らかに実力が落ちています。勝てる可能性は十分あります。仮に韓国に負けても次に台湾と中国の勝者(恐らく台湾でしょう)に勝てれば一応第1ラウンドは勝ち上がれるわけですが、できたら一気に連勝して1位抜けで次のラウンドへ進みたいところではあります。

 中国戦の先発はダルビッシュだということですから、恐らく韓国戦に松坂、そして第3戦に岩隈でしょう。投手陣はあまり心配ありませんが、問題は攻撃陣。核になるイチローがあまり当たっていないようですし、そうじゃなくても中軸に長打力がありません。アメリカやドミニカ、キューバなどと対戦する時は「打って走ってつないで」のスモールベースボールで良いのですが、アジア各国との対戦では長打力不足はちょっと不安ではあります。まあ第1ラウンドは余裕があるので、先を見据えて選手を選んでいるのでしょうけど。

 侍ジャパンが本当に苦しくなるのは第2ラウンドからです。B組の上位2チームと対戦しますが、ここにキューバがいます。もう1つは恐らくメキシコでしょう。とにかく強いキューバがいる以上、日本は確実にここで韓国に勝たないと決勝トーナメントには進めません。できたら第1ラウンドを1位で抜けたいのは、いきなり第2ラウンド初戦でキューバと対戦したくないからです。できたら初戦でメキシコに勝って、勢いに乗ってキューバと戦い勝ち上がりたいところです。

 第2ラウンドを勝ち上がれれば、後はもう運を天に任せて戦うしかありません。最後は4チームによるトーナメントです。もう一方の枠からはアメリカ、ドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコの4チームのうち2チームが出てくることでしょう。どこと当たったところで強豪揃いです。前評判通りに日本、キューバ、アメリカ、ドミニカで決勝トーナメントとなるのか、それとも前回メキシコがアメリカに勝ったような番狂わせがあって、意外なチームが上位に食い込んでくるのか。いずれにしても楽しみな2週間になりそうです。