幹事クリタのコーカイ日誌2009

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3月3日 ● 『メリー・ポピンズ』のDVD。

 最近うちの家族もアマゾンでいろいろモノが買えることの便利さに気づき、何かと僕にアレを買えコレを買えと発注してきます。購入代金は僕の口座から引き落とされるので気楽に言ってくるのが困りもので、なんでもかんでも言うことを聞いていたらこちらが破産してしまいます。

 特に物欲大魔王の娘は、この前『コマツの自己紹介』を買わせたくせに(さすがに娘が一部代金を負担しましたが)、今度は『メリー・ポピンズ』の発注です。実はまだ息子が生まれたばかりの頃に、この映画をダビングしてビデオでよく見せていました。息子は、アンパンマンやトーマスと並ぶヘビーローテーションでメリーポピンズを見て育ったのです。

 ビデオは吹き替えではなく字幕だったので、内容まではちゃんとわかっていなかったようですが、全編歌と踊りのミュージカルファンタジーですから、ストーリーはあやふやでも随分とはまっていました。息子は幼稚園で「将来なりたいものは?」という設問に対して「バートさん」と答えていました。この映画に出てくるディック・ヴァン・ダイク演じる大道芸人のバートさんです。幼稚園の先生は「?」と思ったらしいのですが、親としてはこの解答に大笑いでした。

 息子が熱中して見ていれば、当然妹である娘も一緒に見て育ちます。ただ娘はセーラームーンにより熱中していたので、息子ほどはメリーポピンズにのめり込まなかったのですが、最近彼女の中でジュリー・アンドリュース再評価のムーブメントが起きているらしく『サウンド・オブ・ミュージック』(これは以前にDVDを購入していました)を見て感動し、改めてメリーポピンズも見直してみたくなったらしいのです。

 僕もこの映画の素晴らしさは子どもに付き合って当時から何十回も見ているだけによくわかっています。DVDの価格も2500円くらいとそれほど高くもなかったので、娘のリクエストに応えて買ってしまいました。改めて見てみると、本当によくできた映画です。バートさんの動きの軽やかさは感涙ものでした。こうしてみると、息子がバートさんになれなかったのが本当に残念です。あんな息子だったら自慢できるんですけどね。