幹事クリタのコーカイ日誌2009

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2月7日 ● テレビCM料金に換算すると。

 一昨日の「ワールドビジネスサテライト」(WBS)にテニスサークルの仲間のK下くんが出演しました。と言っても、放映されたことを僕は知らなかったのですが、別のテニス仲間が見ていて教えてくれたので、WBSのサイトで動画を見ることができました。

 「円高で動く消費者」という特集で、K下くんはネット通販による玩具や衣料の個人輸入代行業を営んでいるので、円高メリットで衣料品を安く売ることができるということを説明していました。名古屋市南区の彼の会社まで取材スタッフが来て、会社名もサイトもばっちり放映された上に、10万円の英国製革ジャンが45000円になるなどと紹介されたのですから、随分と良い宣伝になったのではないかと思います。

 よくこうしてマスコミに紹介されると、宣伝効果がウン千万円、などと書かれたりします。恐らくテレビコマーシャルの料金に換算してのことでしょう。しかし、CM料金というのは一律ではないので、このウン千万円という数字もかなり眉唾というか、いい加減なものです。例えばK下くんの場合、WBSの全国ネット料金30秒CMの値段というものがありますが、これは一定の期間継続的に番組スポンサーとして契約する場合の料金であって、ニュースのように1回だけ流すということは考えられていません。

 CMを1本単位で流したい場合はスポット契約というのがありますが、これもまた契約の仕方によって正規料金からいくら値引きをするかというのがあって、交渉事なのでその価格はまちまちですし、どのクライアントがどれくらいの値引きを受けているかというのはもちろんオープンになっていないのでわかりません。普通はたくさん広告を出せば値引きも大きくなるわけですから、大手広告主ほど単価は安いと考えられます。

 で、WBSの前後にスポットCMを流そうと思ったら、いくら最近CM料金をダンピングしているとは言え、安く見積もっても15秒1本で50〜100万円といったところでしょうか。K下くんの出演時間は1分半くらいはありましたから、最低でも数百万円の宣伝効果ということになりそうです(安めに見積もっていますので、我が社はもっとはるかに高い料金で広告を出しているというような苦情は僕に言わないでください)。

 ちなみに個人輸入代行に興味を持った方は「フリーベル 個人輸入代行」で検索してみてください。もちろん僕もここで紹介したところで一切お金はK下くんから貰っていません。忙しい彼がもっとテニスに参加できなくなるのを危惧はしていますが。