昨日は本当に寒い日でした。一昨日が暖かい日で、それに比べて一気に最高気温が１０度以上も下がったのですから、余計に寒さを強く感じました。それでも昨日はテニスの練習日。寒風が吹きすさぶ中を「バカじゃないの」と思いながら始めたら、そのうち雪が舞い始めました。それまで晴天だったのに、山の方から雪雲が飛んできたようです。

　ゲームを始めたらどんどんひどくなってきて、しかも雪というよりもあられ。氷の塊がバンバン降ってくるのです。当たり一面真っ白になって、ボールがよく見えません。サーブを打とうと上を向くと、顔にあられが降り注ぐのですから、もう無茶苦茶です。これはやってられないな〜と思って見回すと、うちのサークルの連中は女性陣も含めて誰もやめる気配がありません。ますます「みんなバカじゃないの」と感じます。

　仕方なく吹きすさぶ白い世界でゲーム続行。幸い積もる気配はなかったですし、気温が低いためあられが溶けてコートが濡れてくることもありません。しばらく我慢して続けていたら、雪雲が切れてきて青空が戻ってきました。あられは風に吹かれてコートの隅へ。もう後は普通にテニスができました。

　それにしても短い時間ではありましたが、あの白い世界でテニスをしていた時は、まるでスキー場でテニスをしているかのようでした。人間、あまりの逆境だとかえって笑えてくるものですが、本当にそういう状態で、「これはこれで良いか」なんて思ってしまいましたから。