幹事クリタのコーカイ日誌2009

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1月11日 ● 大リーグボール2号は風に弱い。

 往年の名作『巨人の星』の中に出てくる「消える魔球」こと大リーグボール2号。当時の少年たちはこの「消える」原理に夢中になっていました。徐々に解き明かされていく魔球の謎。ヒントは「水に弱い」「風に弱い」だったのですが、これは大リーグボール2号が土煙を利用してボールを保護色にして「消える」ためです。「なるほど!」と当時の少年たちはその「科学的」な説明に感動したものでした。

 ところでこの「水に弱い」「風に弱い」は僕のテニスにも当てはまることに最近気づきました。もちろん僕はテニスで魔球を打っているわけではなく、単に雨が降ったり風が吹いたりするとテニスが弱くなるというだけのことです。

 これはテニスをしている人なら誰でもイヤな状況なのですが、特に僕の勝率が雨風に弱いのは個人的な事情にあります。雨は水に弱いというよりも視力の問題で、最近加齢とともにますます目が悪くなってきていて、雨が降ると本当にボールが見づらいのです。目の良い若い連中とテニスをするとその差は歴然としています。

 また風に弱いのは、風が吹くとボールが予測しないような変化をします。そういう場合に対応できるようにするには、最後までボールに合わせるような細かなフットワークです。ところがこれもまた加齢とともに、小刻みに最後まで足を動かすことがどんどんできなくなり、大雑把なフットワークで打っているので、風によるボールの変化にどんどん弱くなってきているのです。

 昨日のテニスもかなり強い風がずっと吹き続けていました。お陰でテニスはボロボロ。ほとんどまともにラケットが当たらないと、やっていて悲しくなってきます。雨はともかく、風に弱いのは意識してもっと小刻みなフットワークを身に付ければ何とかなるはず。練習しかありません。