幹事クリタのコーカイ日誌2009

[ 前日翌日最新今月 ]


 
1月10日 ● 氷の張らない冬。

 気がつけばもう1月も10日。寒さも底という時期ですが、その割にはあまり寒いという感じがしません。もちろん地方によっても違うでしょうが、少なくとも名古屋近辺では雪も降らないし氷も張っていません。昔は1月なんて毎朝氷が張っていて、通学路で水たまりの氷を割りながら学校に通ったものでしたけどね。

 氷が張らないくらいですから、つららが下がっているのを最近見たことないですし、そもそも霜が降りたことさえ感じられません。これはまあそもそも土がないのですから、霜も降りないんですけど、なんだか冬らしい季節感が本当になくなってしまったなぁと思うばかりです。

 これが地球温暖化のせいなのか、それとも単に暖冬傾向が続いているだけなのかはわかりませんが、僕たちが子どもの頃より最近の方が暖かい冬を過ごしていることは間違いないでしょう。お陰で暖房費はかなり浮いていますし、服も昔のように厚着に厚着を重ねたような格好をする必要がなくなりました。ヒートテックなど技術の進化もあって、アウター1枚しっかりガードできるものを着ていれば、結構中は薄着でも大丈夫というか、むしろ屋内の暖房が効いているので厚着をし過ぎると汗をかいて逆に風邪を引きそうです。

 もちろんテニスバカにとっては暖冬はありがたい限りで、20年前は雪がちらほら舞う中をよくテニスしていましたし、そうじゃなくても冬のテニスは伊吹おろしが吹き下ろす中でプレイするものと相場が決まっていました。冬はテニスやるもんじゃないと、スキー場に出かけるメンバーもたくさんいました。ところが最近は風もないし、1月になっても動けばTシャツ1枚でできるくらい暖かい日が多く、むしろ暑くて倒れそうな夏場の方がテニスには向いていない感じです。

 名古屋は昔から「夏暑くて冬寒い」から住みにくい町だと言われてきましたが、少なくとも冬はそれほど寒くなくなっただけでも過ごしやすくなりました。季節感は薄れてしまいましたが、それと引き替えの住みやすさ、どちらが良いのかわかりません。