幹事クリタのコーカイ日誌2009

[ 前日翌日最新今月 ]


 
1月2日 ● 年賀状を読みながら考える。

 郵政民営化以降、どうも元日に届く年賀状が少ないような気がしてなりません。僕は先月26日に年賀状を出したのですが、昔なら27〜28日あたりに出しておけば元日配達に十分間に合っていました。30日に出しても元日に届いたこともあります。ところが今回は名古屋市内はともかく、市外には届いていないようで(もちろんわずかなサンプルですけど)、せっかく頑張って26日に投函したのにちょっと残念です。

 年賀状自体の絶対数は確実に減ってきていることでしょう。僕たちの世代はまだ熱心に書いているかも知れませんが、若い世代はどんどんデジタル化していますから、メールで済ませている人も増え続けていると思います。元日に我が家に届いた年賀状は、娘は6枚、息子にいたっては3枚しか来ていませんでした。しかも息子に来た年賀状は全て所属している社会人合唱サークルのオジサンからで、同世代からはゼロ。若い男性の間では確実に年賀状文化は死滅に向かっていると思われます。

 僕自身、増え続ける年賀状に悩んでここ数年は少しずつ減らしています。特に減らしているのは仕事絡みで、異動や転勤、退社した人たちへの年賀状はやめて、新しく知り合った会社関係者にも特にこちらからは出さないようにしています。今さら年賀状をやり取りしたからと言って仕事が円滑に捗るわけでもないですから。

 逆に増えているのがテニス関係の友人と学校時代の同窓生。50代がそろそろ視野に入ってきて今後の人生を考えた時に、仕事よりもプライベートの人間関係を大事にしていきたいと思うのは当然ですし、実際私信をやり取りするならそういう友人の方が楽しいですから。中には年賀状だけの友人もたくさんいますが、なかなか会う機会がなくても、年に1回の年賀状だけでもやり取りを続けていれば、一応その関係は以前のままつながっていると思えますし、何かの拍子にいざ会っても「友人」としてお互いに接することができます。

 僕が年賀状をやり取りしている一番古い相手は小学校1年生の時の同級生の女性で、小学校3年生の正月から欠かさずに年賀状を交換しています。約40年の付き合いです。最後に会ったのは確か大学生の時なので、多分いま街ですれ違ってもお互いに顔も認識できない(お互い年賀状に写真を使わないので)かも知れませんが、ここまできたら死ぬまで年賀状交換を続けようかと思っています。

 あと、年賀状にちょくちょく「コーカイ日誌読んでます」と書いてくれる人がいます。読んでくれるのはありがたいですけど、そういう人はたまにはメールくらいください。よろしくです。